探偵社の母的存在！！ (ページ16)

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貴女「敦さん、一度深呼吸しましょうか」

はい、吸って～、、、吐いて～、、、

敦さんは一瞬驚きながらも

深呼吸をして

敦「って、そんな深呼吸とかしてる場合じゃないんですぅ！！！」

と小声で見事な突っ込みをいれ

敦「いつ相手が出てくるかわからないですから」

と真剣な目で私に訴え、

私が、

貴女「そんなにぴりぴり警戒心だしていると相手方も警戒して出てきませんよ」

というと、

敦「・・・・・そう、ですね、」

すいません、、、とシュンとされてしまいました

そこまで、シュンとされると、、、

なんだか悪いことをした気分

貴女「まあ、普通に歩いていましょう、、、きっと敦さんが
　感じたのは気のせいですよ」

私は、相手にもしっかりと聞こえるよう少し大きめの声でそういった

これで、相手も油断して出てきてくれればよいのですが

それにしても、そこら中にゴミが散らかっていて

気をつけて歩かないと折角の着物が汚れてしまう

これは、なるべく戦闘は避けたいのが本音

ですが、そうは言ってられないようです

相手の気配が大きくなりそして、近づいてきています

敦さんも先ほどまでとは薄い警戒をしいているようで

さっきから一言も話そうとしない

緊張しているんですかねぇ

おわかいですねぇ

相手の方も十分お若そうだ

、、、、、、そんな鉄棒を振り回そうといているだなんて

バキッ

相手が鉄棒を地面に叩きつけた音が裏路地に響き渡る

コロンコロン。。。

折れた鉄棒が足元に転がってくる

なんという怪力

すさまじいですこと

敦「Aさん！！」

バキッ

バキッ

バキッ

「お、おい、、、お、お前なんであたらねえんだよ！！」

あらあら、一ｍくらいあった鉄棒がもう１５㎝ほどしかないじゃないですか

貴女「だって、あたったら私死んじゃいますもん」

死にたくないですよ、しかもそんなに痛く、なんて

「…ざけんなあああ！！」

棒を投げ捨て今度は拳が飛んでくる

できるだけ戦闘は避けたいので、

もう終わらせましょうかね

私は飛んできた拳を前によけ腕に関節技をしかけ

倒れた相手の上に座り頚椎をトンッとすれば

もうおしまい

しばらくして

「総長がやられたぞ！！」

後ろに隠れていた方たちが一斉に逃げていってしまった

最初から総長が出てくるなんて

この方はお馬鹿さんですね

敦「……」