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探偵社のみなさん ページ11

「今、戻ったよ。それと社長にお客様だ」

与謝野がそう声をかけると

ぱっと一斉に探偵社員みんなが与謝野の後ろ、

一人の女性に目を向けた__



「Aさん!!!!!!」

そう女性__篠原Aを指差しながらズカズカと

彼女の元へ歩く乱歩

そんな乱歩に微笑みを浮かべて

「はい。お久しぶりです__乱歩さん」

そう声をかけた

「お久しぶりなんてもんじゃないよ!!

 いきなり姿を消して!!
 
 僕は怒ってるんだからね!!」

まるでリスのように頬を膨らませる乱歩

「そうだろうと思って、さっき繁華街で買ってきたものです
 
 よかったら」

さっき買っていた和菓子のみっくすセットを差し出すと

一秒もしないうちに乱歩の手に渡り

すっかり乱歩も機嫌がよくなった

「…あ、あの失礼ですが…」


乱歩と入れ違いにやってきた眼鏡の男は

おずおずといった感じでAに話しかけた

「ああ、、、申し遅れました。私は篠原Aと申します」

Aは少し膝を曲げて、頭を下げた

「私は、ここの探偵社で働く国木田独歩といいます」

この方が理想と書かれた手帳通りに行動するという国木田さんと

心のなかで与謝野からきいた人物像に当てはめては想像通りだと思うA

「社長にご用件があるようですが・・・」


「ええ。。。そうなのですが、社長殿は今どちらに?」


あれほど乱歩が騒いでいたのに出てこないのはおかしいと

思っていたのだがなかなか聞けずにいたのだ

「社長は今、外出しています

 こちらの椅子にどうぞお掛けにないっていて下さい」

衝立の向こうのソファへと案内する国木田は

一体社長とはどのような関係にあるのだろうと

やはり、社長ともなればこのような美人なお方とも交流があるものなのかと

小首をかしげていた

*−*−*−*−*−

やっと受験が終わったのでこれから更新再開していこうと思います

亀更新になるかと思いますが

これからもよろしくおねがいします

ほわ

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作者名:ほわ | 作成日時:2016年9月20日 17時

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