推しのためなら私頑張るわ。2

79話順平の場合 ページ44

順平「うわぁぁぁあぁぁぁぁあん!!!!」

A「わっっどうしたの順平？？」

順平は私が離れるとすぐに泣いてしまって

付きっきりで一緒にいる。

順平ってこんなに泣くんだ

A「よーしよしよしいい子だからね〜」

ぎゅっと私の背中の服を握り

胸に顔を沈ませ泣いていた

A「怖いことでもあった？」

順平「うっうっ……もいな……ちゃう…」

A「…？」

順平「Aも母さんみたいにいなくなっちゃうの？」

ポロポロと涙を流しながら

子供のように泣きながら私を見た

順平は高校生だが、まだ未成年(私も)子供だ

そりゃぁお母さんがいなくなっていったら

誰でも怖い。

私はぎゅっと抱きしめ

順平の背中をさすった

A「居なくならない。居なくならない。だから今日は、ね？っ一緒にいよ。」

私は優しく傷つけないように

言葉をかけた。

順平「本当…？A離れない？居なくならない？」

A「うん！だって今もここにいるでしょ？」

きょりょきょりょと周りを見て

本当だっ!!!!と

満面の笑みで言った

ｸﾞｱｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

天使

まじで天使だわっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!

私は鼻をおさえながら静かに笑った

順平「今日はずっと一緒にいてもいい？」

もっちろ…ん？

私が笑顔で言おうとした時

ドアの奥から凄まじいほどの殺気が漂っており

あれ？

私死ぬんじゃね？

と思うほどだった。

五条「あれ〜？順平。君もう戻ってるでしょ？」

順平「ｷﾞｸｯ」

ビクリとしながらも五条先生の方へ向かない

五条「僕こうゆうの分かっちゃうんだよね〜。だって僕最強だし。」

目隠しを外した状態で順平を見ていた

A「別にいいじゃないですか。五条先生はいつも赤ちゃんみたいに甘えているんだし、この歳の子は甘えたくなる時期なんですよ」

五条「え、なんで僕が責められてるの？！」

ガーンとショックを受けながらも順平を引き剥がした

五条「それでもAと同い年なんだからダメなものはだめなんですー。もーナニするかわかんないんだよこの歳の子は！」

順平「Aー！」

順平は外に引きずり込まれてしまった。

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