【ハイキュー】マイペース君の日常

第43話 ページ45

「うわっこっちからも来たっ」


「ゲッでかっ」




「伊達工業だ…！」





伊達工業

"鉄壁"の一言に尽きる どこよりも高いブロックを誇るチーム

今年３月の県民大
一年が入る前の大会で２−０で負けた相手だ

そして、旭が部を離れた原因の試合相手である


今回の大会、一回戦をお互いに勝ち上がれば当たるチーム




ビッ



東「！」




伊達工の一番前を歩いていた眉なしの青根が旭を指差してきた


西谷が突っかかろうとするが旭が止め、まっすぐと見返す


そんな雰囲気の中、伊達工の主将である茂庭が声をあげた




茂「ちょい ちょいちょい！やめっやめなさいっ」



グググ…



茂「すみません！すみません！」



澤「いえ…」





後ろから出て来て必死に青根の腕を押し、指差してる手を降ろそうとするか全く効果がない



茂「おい 二口手伝えっ」



二「はーい」



何とも緩い返事だが、手はしっかりと青根の背を押しぐいぐいと動かしている




二「今回も覚悟しといてくださいね」



二口がそう言うと伊達工はそのまま行ってしまった




その瞬間、旭からは大量の汗がでる

どうやら緊張していたらしい…
そんな旭の痛いところを西谷はハッキリと付く

Aはそんなやりとりを見ながら顔は笑っていたが

周りからは見えないジャージのホケットに入れた手は固く握りしめていた

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