. ページ5
「ここまで来れば安全ね」
ななはこのショッピングモールについて詳しいんだとか
そういえばななのお父さんが経営してたとか言ってたような気がする
「はぁ〜、、疲れた、、」
私は疲れ果て床に座った
「ほんとだよA、、無事でよかった！」
「2人ともここまでお疲れ様！ジョングクくんが帰っていくのを待とう！」
ゆうくんは私達を安心させるためか元気よく言った
「やあ！A！」
聞きなれた声が聞こえ身体が震え始めた
「う、うそ、、、」
私はまた恐怖に陥った
「ジョングクくん！どうして此処に！？」
「ゆりちゃんそんなに焦ってどうしたの？笑」
だんだんと近づいてくる
「この子、、どうやって入って来たの、、」
ななまで顔色が悪くなって来た
恐怖に陥る私達を守るようにしてゆうくんが前に立ってくれた
ジョングクくんは何も無かったかのように前みたいになって人懐っこい笑顔で近付いてくる
「ねぇ、みんな別に僕何もしないよ？」
誰も動かない
「僕はずっとAちゃんとゆりちゃんの友達だったんだよ？何かするわけないじゃないか」
此処にいる全員がジョングクくんに恐怖を感じているがジョングクくんは恐怖を感じない自然な言葉遣いで話しかけてきた
「何をそんなに怖がるの、、、ただの冗談だったのに、、、」
本当に寂しそうな顔をするからジョングクくんは何もしないとみた
「ごめんね、ジョングクくん、、」
「いいよ、全然！」
仲直りをしたと思ったら今度はゆりとななの顔が曇り始めた
「どうしたの？」
「ゆ、ゆうくんが、、、」
ゆうくんを見てみると人間とは思えない形になっていた
言葉では表しにくいが、、
強いて言えば猛獣のような感じだ
この場に緊張感がはしった
「どうしちゃったの！ゆう！」
そんな中ななが声を荒げた
するとゆうくんと思われる猛獣がななの方向を向いた
「ここは危ない！みんな！逃げよう！！」
ジョングクくんに声を掛けられみんなでエレベーターまで走った
ゆうくんと思われる猛獣が追いかけてくるから無我夢中で走った
ようやくエレベーターに乗ることができたが
「どうしよう、、2人とも、、ジョングクくが居ない、、」
「ジョングクくんを置き去りにしてきちゃったってこと？」
「でも、、もう一回戻るなんて出来ないよ！」
3人とも切羽詰まっていてそれどころではなくなっていた
そしてエレベーターの扉が開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：加算 | 作成日時：2017年5月23日 7時
