花咲く頃には忘れよう【ミヒャエル・カイザー,アレクシス・ネス】

あーー仕事してええー.1 ページ7

あぁ、眠い。


時は戻りドイツ現在午前10時
まだ午前ということもあり、まだ頭が働いていないのかそれとも気圧での眠気か浅はかにはならぬ。

｢お姫様はおねむのようだな、ビールをご所望か？｣

｢カイザーくん、悪いけど私は日本酒派なんだ。
Hey旦那ァ！日本酒オン・ザ・ロックで！｣

｢馬鹿ですか！？ドイツに日本酒？普通のところはないですよ！というかカッコつけてオン・ザ・ロックとかイキリジジイですかテメーは｣



カフェの店員に向かって日本酒のオン・ザ・ロックを頼んだが、その前にどうやらネスくんはご機嫌ななめのようだ、反抗期かな？まるで幼児退行。
まあ容姿が童顔であるため幼児でもギリ…


ダメだな、ガタイがあかん

あー、カフェなのに酒があるんか？って？そうそう、ドイツは飲酒の解禁年齢が早い、その上お酒も有名なのである。

そのため解禁年齢が早いからなのかそれとも、"だから"なのかは知らないが、ドイツ人はビールやお酒を嗜む人が多いのだ。

だからかTheカフェというところにもお酒が置いてあるなんてところはざらにある。



｢…ほお、日本酒か日本酒は度数が高いと聞いたが本当か？本当だとしたら、お前は結構な酒豪だということになるが｣

｢んーどうなんだろー、平均度数が16%ぐらいって聞いたことがあるようなないような。
カイザーくんは？お酒結構飲むの？｣

｢お前は話を逸らすのが上手いな、だが俺はそんな手だては通用しない。
というか、初め会った時から言っているだろうミヒャエルと呼べと｣


手立て通用しちゃってる。それ通用しちゃってるよカイザーくん。


まぁいいか、ミヒャエルと呼ばないのは単に怖いからである。あ、なんで怖いのかって？

ネスくんとお友達=ネスくんと同じぐらい有名人=人気者=ファンの輩に目付けられたら怖い！！！
だからなのだよ、なんでもイコールにするなって？

いやだって怖くない？いきなり子猫ちゃんって呼んできたり口酸っぱく口説いてきたり。



喜ぶところ？それは私が生憎愛するべき人がいるからなのだ。

それは仕事である

私は仕事が大好きだ！結婚したいぐらいに、だってさ。お金もらいながら頑張って、それに功績がついて、なにより先輩より先に商談を得た時の先輩の顔といったらもうそりゃ最っっ高！



そうやって昇進していったが、集団で仕事を行う会社とは私には合わなかったらしく、功績を得たあと私はフリーで今海外にも出ている。

仕事というものは快感なのである。私にとって。

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