【ヒロアカ】イケメン達から逆ハーされる世界。 (ページ8)

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過去の話(番外編) ページ8

*

「…」

『デク！大丈夫？！じゃ…ないよね…』

「え、Aちゃん？！」

体育祭で轟くんとの戦いの後のデクが心配で保健室に来た

「リカバリーガールに治して貰えたから大丈夫だよ」

「もうちゅーはしないよ」

「え…」

「あまりにも酷すぎる…あんたがどうにかしな！オールマイト！」

座っていたオールマイトに…オールマイト？

『え…オールマイト？』

「あ…」

オールマイト…と言われた人は焦ったように頭をかいた

『まぁ…どことなく似てるような…オールマイトが縮んだバージョンみたいな…』

「ごまかしようがないみたいだな…私がオールマイトだ！」

『あー…えと、なんでオールマイトがデクの怪我をどうにかする必要があるんですか？』

「あ！えと…Aちゃん！それは…」

「A少女なら、行ってもいいかな…？」

『？』

困ったように私の顔を見てそう言った

「実はな…私の個性を緑谷少年に引き継いで貰ったんだ」

『え？！オールマイトの個性って…』

「僕のワンフォーオールだよ」

『そうなんだ…でも、前のデクの個性は？』

あー…と言ってデクは私に話してくれた

「僕、無個性だったんだ」

『え？あの…たまにあるっていう…？生まれながら個性が引き継がれなかったとかなんとか…』

「うん」

気まづそうにそう言ってくれた

私がこんなこと聞いてよかったのかな…

「お願いなんだが…この事は誰にも言わないでほしい…この学校で知ってるのも数人しかいないんだ」

『あ、はい！それはもちろん！』

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