あの事務所のモデルは超有力校の吹奏楽部でした！？〈two〉【完結】 (ページ9)

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54話ページ9

彩夏side

夜は札幌に戻った。

A「夜景が見たくてさ。」

Aが私に耳打ちで…

A「手越さんと、見てきなよ」

と、言ってきた。

A「シゲくん、一緒に周ろ？」

ここはイルミネーションみたいになっている。

だから、周りながら見れる所らしい。

彩夏「手越さん…一緒に良いですか？」

祐也「うん…良いよ」

その手越さんの笑顔を独り占め出来ないかなぁ…

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そう言えば、最後は頂上まで行くと良いって言ってた気がする…

祐也「ここ？結構良いとこ見付けたね、Aちゃん(笑)」

確かに、ここなら良いかも。

祐也「そう言えば、何で俺を誘ったの？ももクロメンバーと行かなくて良かったの？」

言うしかない…

彩夏「好きなんです。手越さん。」

祐也「え…？」

彩夏「Aの事が好きって分かってたはずなのに、諦めきれなくて」

祐也「そっか…俺は、Aちゃんをもう諦めようと思ってさ。そんな喋らないし、目に映るのはシゲとまっすー。まっすーは恋愛感情はないけど親友みたいな感じなんだって」

彩夏「チャンス、私にありますかね…」

祐也「あるよ。俺、彩夏ちゃんの事好きだから」

彩夏「えっ！？」

祐也「完全にってわけじゃないけど、もう吹っ切れちゃって。」

私は、Aのおかげで大好きだった彼と付き合うことが出来ました。