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５１話 ページ6
みんなに、迷惑かけたかな。
目もまだちょっと腫れてるし…
顔を洗おうとしたら増田さんが起きてきた。
貴久「…Aちゃん、もう大丈夫なの？」
誰にも会いたくなかったのに。
A「大丈夫ですから！」
私はそれだけ言ってベッドに戻ろうとしたら腕を引っ張られ元の位置へ戻された。
貴久「大丈夫そうに見えないから。そんな腫れた目じゃ。寝る前ずっと泣いてたんでしょ？」
何で知ってるの。
私は確かみんなが部屋に戻る前に寝たはず…
貴久「実は、寝てる時も少し涙が零れてたんだよね。昨日の事は全部シゲから聞いてる。ねぇ、俺らって頼りないかな。」
A「そんな事はないですよ」
貴久「じゃあ何で１人で行動したの？」
A「………」
貴久「とにかくさ、無理しないで。シゲも言ってたよ。俺も頼って全然良いからさ」
増田さんはそう言いながらベッドに戻った。
私は何で増田さんの優しさに応えられないんだろうか。
他人を巻き込みたくないって気持ちの方が強くてシゲくんですら頼れない…
私もベッドに戻り、ひたすら声を出さずに泣いていた。
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作者名：NEWSangel★ひな x他1人 | 作者ホームページ：http//
作成日時：2016年8月12日 11時
