エンディング 3

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side.流星









望「……っ、流星っ、！？」









目を開けるとすぐに覗き込んできた
その顔は、泣き腫らしたような
目をしとった。









望「……お前倒れたんやで、！！

っ、ほんまに、心配したんやから、、」









流星「……ごめん、」









望の赤くなった目がまたじわじわと
水分を含み出す。









望「……っ俺に、頼ってって、

あれだけ言うたんに、、っ、」









流星「……ごめん、」









全部全部、望に頼らんで下手な我慢
ばっかりした俺のせい。









流星「……今日、朝から辛かってん、、

熱あるのも、気づいとった、


望に話しかけられた時も、ほんまは
しんどかったんよ、」









望「……知っとるよ、っ、

神ちゃんとこ行かへんでよ、
俺っ、流星がおらなあかんの、っ、」









そんなこと言うて俺を抱き締めるから、
望はきっと恋愛でも重いタイプかな、





ふふって小さく笑うと、本気で
言うてんのって怒られてもうた。









流星「……なぁ、望の膝、貸して、、？





……今なら、寝れそうな気、すんねん、」









望「……ん？ほんまに、？」









……ほんとはまだ、ちょっとだけ怖いけど、







望の膝に頭を乗っけると、
綺麗な指がふわりと俺の前髪を梳いた。








頭を撫でたりお腹をポンポンしたり、
望の手は忙しなく俺の体を
動き回っとって、


ああ、大事にされとるんやなあって、









望「……流星、、起きとる、？」









流星「……ん、起きとるよ、」









目を開けようとすると、開けんでええ、
って目の上を手で覆われる。









望「……嘘なしで、俺、世界でいちばん
流星のこと大事に思っとんからな、」









流星「……ん、」









ほんとに望は、アホや、
こんな俺のために「 世界でいちばん 」
なんて言葉を簡単に使っちゃうんやから。









ふわふわした意識のなかで、
望の指の間から見える光に目を細める。









ほんまに久しぶりに、
瞼が重くなって眠くなる感覚がした。









fin.

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