エンディング 3

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side.望









流星「……っ、はぁ、、はぁ、、」









望「おつかれ〜、今日キツいな、」









心配のし過ぎは、流星に嫌われる、




そう分かっとったんやけど、
最近寝れてへんの知っといてなんも
声掛けんのも悪い気がした。







丸くなる背中にポンと手を置くと、
流星は俺の姿を確認してキツそうに笑う。









智洋「……りゅうせ〜、」









流星「……神ちゃん、、」









どないしよ〜、なんて身体を支えられる
ように流星は傾いて神ちゃんに
助けを求める。








俺やとダメなんやな、ってまた
ネガティブなことを考えてしまって、
髪をくしゃくしゃと掻き回すと
流星はまた悲しそうな顔をした。









休憩が終わって再開した練習は、
とにかくずっとぐるぐる回るランニング。



この期に及んでボールを使わんのか
って溜息が出そうになる。









そんでずっと走り始めて4周目くらい。
前を走っとった流星が急にスピードを
落とすから慌てて駆け寄った。









望「……どないした、？」









流星「……っん、、あ、のぞむ、、」








望「……ちょ、一旦座り、」








流星「……っ、、大丈夫、やって、」







望「……っえ、！？」







大丈夫って宣言してすぐ。
足の力がガクンと抜けて、前にあった
顔がすとんと落ちる。








なんとか支えた体は想像以上に
熱を発しとって、こんなに熱いんに
汗も出てへんような状況やった。









流星「……っ、はあ、、はぁ、んん、」









望「……ちょ、流星、！！」









固く閉じられた瞳は呼びかけても
全く開かんし、ざわざわと騒ぎ出した
であろう周りの声も今は全く
耳に入らんかった。









智洋「……流星、っ、、！？」









望「……流星、大丈夫やからな、」









流星、流星って何度も名前を呼んで、
脱力した体を抱き上げる。









望「……大丈夫、大丈夫です、

俺が運びます、」









周りに集まってきたコーチや
チームメイトにそう断りを入れて、
色んなところを冷たいタオルで
冷やしてやる。









……泣くな、泣くなよ、








しんどいのは流星のはずなんに、
そうやって自分に呼びかけても
込み上げる涙は止まってはくれんかった。









望「……俺のせいや、」









誰もおらん寮で久々にこんな形でも
寝れとる流星を前に、そんなことを
思った。

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