エンディング 3

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大毅「……じゅんた、っ、、苦し、、」








淳太「分かっとる分かっとる、

やから泣くな、これ薬やから、
飲み込まんと口の中で転がすんよ、」









そう言えばしげ、女性の看護師さんは
嫌いって言うてたな、





持ってきた薬を口に入れて、
汗だくの体を楽な体勢にしてやる。






看護師さん達には解散してもらって、
俺としげの2人になった。









淳太「……落ち着いてきたな、」








大毅「……はぁ、、ん、、」









淳太「……大丈夫、部屋戻ろか、」









細い体を抱き上げて、
しげのベットへと運んでやる。




俺の腕の中で苦しむ姿は、ほんまに
さっき見たともにそっくりやった。








淳太「……もー、おとぎ話ちゃうねん
から、見つめてもともは起きへんよ、」








じーーーーーーーっと、穴が空くん
ちゃうかってくらいICUの外から
ともを見つめるしげ。







なんか起きても困るからってともは
ICUに入れられて、その事を知った
しげは発作後やって言うんに
淳太来てって猛ダッシュ。





……それより、自分の体を大事にして
欲しいんやけど、








大毅「……俺、さ、、神ちゃんのこと、



ほんっまに、大好きやねん、」









淳太「……ん、、知っとるよ、」









珍しいものを見たかのように
じっと見つめとった瞳が、
ふっと緩んで柔らかくなる。





そう、しげがともを見るときの
この目が、俺が好きなところ。









大毅「……やから、淳太、、


神ちゃんを助けてくれて、ありがとう、」









淳太「……ん、もちろんや、」









ツンデレなだけで、ほんまはすげえ
ええ子なんやって、しげ見とったら
改めて思う。









大毅「……淳太のことも、」









淳太「……ん？」









大毅「……淳太の、っ、ことも、

大好きやから、、」









顔を真っ赤にしてそんなことを
言うしげが心の底から可愛かったんは、
また別のお話。









fin.

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