一年は組の独りの子 (ページ6)

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五滴ページ6

左近「んで？何があったの？」

あ『...ぇ？なんのことですか笑？』

孫兵「ふーん、知らん振りするんだ」

あ『ぃや、そういう訳じゃ、』

作兵衛「じゃぁ、なんで言ってくんねぇんだ？」

あ『...は組のきり丸や乱太郎達と喧嘩しただけです、』
　『それだけなので大丈夫ですよ笑』

三郎次「ｯ〜ｯ!!」
　「大丈夫じゃないくせに大丈夫だなんて言うな!!」
　「俺たちはお前が心配なんだ!!」
　「頼ってくれよｯ、」

孫「三郎次落ち着いて、」

作「俺たちはここにずっといるから、な？」

あ『...乱太郎達がバイトを手伝っって言ってきたんです』
　『でも、俺は先輩と一緒に食べるから無理って断ったん
　です、』
　『そしたらあいつらｯ!』
　『三郎次先輩と左近先輩の名前だけ聞いたらそんなの
　また今度でもいいじゃんってて言ってきてｯ!』
　『イラってしたからじゃあバイト代くれんの？っていっ
　たら、ねぇし同級生から貰うなんて有り得ねぇって』
　『あいつはチケット代みたいなこと言って貰うくせ
　に、』
　『仲間がいるくせに...帰る家もあるくせに...
　気にかけて貰えるくせに...バイト手伝ってくれる人が
　いるくせに...独りじゃないくせに...』
　『同じ...“戦災孤児”でもこんなに違うなんて、笑』
　『あいつだけ特別に思ってもらえるなんて、』
　『俺に...無いものを沢山持ってる...笑』
　『ただ...それだけです...』
　『すみません！こんな湿気た話して！』
　『俺は平気ですから！』
　『だから、』

ｷﾞｭｯ(4人が灰を抱く)

左「僕たちのために怒ってくれてありがとう」

三「お前は少しも悪くねぇよ」

孫「確かに灰よりも良い状況にいるかもしれない」

作「でも、ただ1つ。俺たちはお前が特別なんだ」

4人「だからそんな寂しいこと言わないで/くれ」

あ『ｯ!!ごめ、ごめんなさぃ(泣』

作「怒っちゃねぇーから泣くな笑」

孫「ほら、ご飯食べよう？」

あ『は”ぃ”』

左「あははｯwブサイクになってるよw」

三「ほんとだw目のした真っ赤にしてw」

あ『ぶさぃくじゃなぃですぅ”ｯ』

作「ほらほら、いじめないぞ笑灰も涙拭いけ」

孫「元気になったらまた食堂でみんなで食べよう？」

あ『は”ぃ”』

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