十四滴 ページ15
左近「え!?灰のやつ風邪ひいてんの?!」
三郎次「あぁ、土井先生から聞いた」
作兵衛「だからあの後は 1回も見なかったのか...」
孫兵「道理でジュンコが元気ないわけだ」
三「てことで見舞いに行きませんか?」
左「症状が酷い時のためにもしもの伊作先輩連れてく?」
孫「連れてった方がいいかもね」
左「呼んできます!」
作「しっかし、熱だなんて珍しいな」
三「あいついつも元気に見えますもんね笑」
孫「風邪酷くないといいんだけどね」
左「呼んできましたよ〜」
伊作「やぁみんな」
作「こんにちは!ってあれ?」
「食満先輩?」
留三郎「たまたま一緒にいてな笑伊作が心配で着いてきた
んだ」
作「なるほど、」
孫「とりあえず歩きながら行きましょう」
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三「そろそろ着きますね」
伊「風邪に効くクスリ持ってきたからきっと数日でよく
なると思うけど」
左「だといいんで」
ガシャンッ
留「うぉっ!?」
孫「ッ灰の部屋からです!」
伊「ッまずいかもしれない!急ごう!」
ガラッ
三「灰!!だいじょうッ!?」
作「ッ何があったんだよッ」
部屋は物が散らばっており壁は投げた墨などで汚れており
机も壊れていた
あ『暑い熱いあついあつい!!』
『痛いいたいイタいよッ!!』
『火がッ!!!火がすぐそこまでッ!!!』
『どこに、どこにいるのッ!?!?』
『父さんッ!!!母さんッ!!!』
『どこにいるのッ!!!』
『置いてかないでッ!!!置いてかないでよぉッ!!!』
『にぃちゃんッ!!!ねぇちゃんッ!!!一緒にいてよッ!!!』』
『痛いよッ!!!熱いよッ!!!誰かッ誰か家族を助けてよぉッ!!!』
『いやぁッ!!!殴らないでッ!!!やめてッ!!!触らないでッ!!!』
『何でもするっするからぁッ!!!』
『ッいやぁぁぁッ!!!!!!』
三「ッ!!灰!!」
作「大丈夫だから落ち着け!!」
孫「火は着いてない!!」
左「誰も殴ったりしないから!!」
あ『いやぁッ!!!来ないでぇぇッ!!!』
伊「このままじゃまずいッ」
「留三郎!!止めるの手伝って!!」
留「おうッ!!」
伊「狐柚!!落ち着いて!!」
留「ッ!!!ダメだそッこいつ止まらねぇ!!」
伊「ッ使いたくなかったんだけどッ」
グッ(口元に布で抑える
あ『ッ!!!.....』
伊「ふぅ、これでひとまず寝に入ったからな...」
土「すごい音と声がしたが大丈夫かッ?」
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作者名:柚 | 作成日時:2023年9月2日 16時