十三滴 ページ14
ゲホッゲホッ
辛いのに独りでもっと辛いや
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三郎次「灰風邪引いてるんですか!?」
土井「あぁ、前回ので疲れが溜まってしまったのか」
三「だからあの後まだ1度も見かけてないのか、後で見舞い
みんなと行くか、」
土「...三郎次は1年の中でも特には組を好いてないように
見えるけど」
三「好いてないわけじゃないですよ」
土「もちろんわかっているよ笑」
「ただ、狐柚は可愛がっているように見えるから
不思議でね」
三「...あいつはは組の中でもずっと独りなんです
そして、その独りを感じないように嘘をつく。」
「土井先生はは組の中で何人戦災孤児がいると思い
ますか?」
土「何人って...きり丸だけじゃないのか?」
三(あぁ、あいつはは組の誰にも自分のことを教えずに
独りでいるのか...)
「さぁ、勝手に言っていいことではないですし」
「僕はもう行きますね」
土(どういうことだ...孤児はきり丸だけではないと言うのか)
(ッまさか、狐柚も...いや、私は聞いていなぞ...
私は思っているよりも生徒についてわかっていないのか
もしれないな...)
山田「おや、土井先生どうしたんですかそんな浮かない
顔をして」
土「山田先生、」
「山田先生は...は組の中できり丸以外戦災孤児がいると
思いますか、」
山「...いるとすれば、狐柚ですかね」
「あの子の目は何も映らない」
「そして頼ることを全く知らなく、現実がどんな
風かを知っている」
土「私は...全く知らなかったです...」
山「狐柚はは組の中でも全てにおいて優秀な成績を取っ
ているから分かりずらいですよ笑」
「でももし、きり丸と同じ戦災孤児ならばあの子にとっ
てきり丸は羨ましく思う存在にもなるでしょう」
「あの子は1人で同じぐらいやっているバイトをきり丸は
手伝ってもらえる」
「その思いやほかの思いが爆発してしまった時、
あの子は...狐柚は壊れてしまうかもしれない」
「だからもし良ければ気にかけてあげてくださいな笑」
土「ッはい」
______________________________
暑い
あつい
熱い
あつい
アツい
あつい
あつい、あつい
あつい、あついあついあついっ!
あついッ!
置いて行かないでよッ!!!
69人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柚 | 作成日時:2023年9月2日 16時