十一滴 ページ12
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作兵衛/三郎次「灰!!」
あ『せんぱ、?』
作「誰だか、分かるか?」
あ『せんぱぃ、さくべせんぱぃ、とさぶろーじせんぱぃ』
三「こっちに来れるか?体を拭こう?な?」
あ『せんぱいが、よごれちゃぅ、』
作「汚れたら一緒に風呂入ろうぜ?」
あ『いっしょ、いてくれる、?』
三「当たり前だ」
作/三「だからかえっておいで」
あ『かぇる、』
作兵衛と三郎次に近ずこうとしたが
途中で力尽きて気絶してしまった
作「おっとッあっぶねぇ...」
三「とりあえず体を拭きましょうか...このままじゃ
灰も落ち着くことができないだろうし、」
作「だな」
黙々と拭く作業が続き、狐柚の体は綺麗になった
痣を除いて
三「...左近連れてくるべきだったかも...」
作「俺も思った...んー...」
山田「お前たち私たちの存在忘れてないか??」
作/三「あ」
山田「まぁ、お前達のおかげでこの子が落ち着けたなら
良しとしよう...」
伊「治療をしないと」
作「あ、近寄らないでください」
伊「でも、治療を、」
三「起きてパニックになるんで学園に着いたら左近にやら
せます」
伊「でも今した方が!!」
山「伊作。今は彼らの言うことの方がいいかもしれない」
伊「...はい、」
山「では今から学園に戻るぞ!!」
「金吾と団蔵は6年生に背負ってもらいなさい」
「狐柚は...」
作「俺が背負っていくんで大丈夫です」
山「...そうか。わかった」
「では行くぞ!!」
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あ『ん...?』
左「お?起きた??」
あ『さこんせんぱい...?』
左「うん、今手当してる左近先輩」
あ『ぁ、せんぱぃがッ汚れちゃうッ』
左「汚れないよ。だって灰は綺麗だもの」
あ『きれぃ、?』
左「うん、だってさっき三郎次と作兵衛先輩が一緒に
お風呂はいって綺麗にしてくれたんだよ」
「だから綺麗だよ」
あ『きれぃ、きれい...なら、だいじょうぶだぁ』
左「うん、だから今は手当しよう。ね?」
あ『ぅん、手当する...』
左「ふにゃふにゃだねぇ笑」
そのあと少し会話をした後狐柚は眠った
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作者名:柚 | 作成日時:2023年9月2日 16時