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A「美味しいんですよ、ここの餃子。あ、餃子だけじゃなくてホラ！このチャーシュー炒飯、絶品です！」
チャーシュー炒飯のお皿を(もう半分は私のお腹に入っていたけれど)松本センセイに差し出すと
潤「う、ん。いや、俺は餃子だけで･･･」
松本センセイが困ったように言って、私はまた、うまく言葉が出てこない。
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潤「ラー油入れる？」
A「あ、はい！」
「ニンニクたっぷり入れておいたから！兄ちゃん、夜はハッスルハッス････」
オッチャンを睨むと、オッチャンはようやく黙った。
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松本センセイが「はい」と小皿に餃子のタレとラー油を入れてくれる。
A「ありがとうございます」
潤「敬語」
松本センセイが餃子を一つ箸で掴み、タレを付けながら短く言った。
A「はい？」
潤「敬語。もうやめない？付き合ってんだから」
サラリとそう言われて、箸で掴んだ餃子がボト！と小皿に落ちた。
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潤「事務所では敬語でいいけどさ、２人でいる時くらいは敬語やめようよ」
前髪の間から松本センセイがチラリと私を見る。
目ぇでっか！
目力ハンパねっ！
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A「あの････それなんですけど･････」
私は気恥ずかしくて、餃子を何度も何度もタレの中で揺らしちゃう。
A「････････ホントに、ですか？」
潤「なにが」
あ。ちょっと鬼の顔。
A「ドッキリじゃなくて？そろそろ、テッテレーーー！だーいせーいこーう！って出てくるんじゃなくて？
本気で言ってます？私とあの･･･」
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松本センセイが餃子をゴクンと飲み込んだ。
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潤「あのさ」
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真顔になると松本センセイの顔は凄みを増す。
イケメンだ。誰がどう見てもイケメンだと思う。
性格は尖ったナイフっつーか尖りすぎた斧っつーか、気難しくて仕事の鬼で、でも誰に対しても平等で
ブスで、あ。ちょっとブスで、デブで、あ。ちょっとデブで(と言わせて！)、な私にも
最初から今まで何も態度が変わらない人だと、思う。
男の人って女の子の外見で露骨に態度を変える人が多いって身を持って知ってるから、
松本センセイは違うってのは、分かってる。
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なるちゃん(プロフ) - すごい。まるで映画のようだ！ (2017年3月23日 8時) (
レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ももも(プロフ) - 初めまして。ある方からの紹介で読ませていただきました。オイシイアイを読ませていただきました。涙が止まりません。本当に素敵なお話で感動しました。一瞬で貴方様のファンなりました。大好きです。 (2015年8月9日 21時) (レス) id: 73a4577f66 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - 読んでて最後まで読みながらだんだん口がぽっかーん。驚愕すぎて、ニノの話を置きながらこんな風に繋がって…すごい…すごすぎる。心にすんごいしみました。切ない。叶わない兄弟愛…。それに相葉ちゃん。結婚式で逮捕なんて…。もう涙が溢れそうです。 (2015年6月16日 22時) (レス) id: ee48ebbedd (このIDを非表示/違反報告)
るこ(プロフ) - 何とも言えないくらい、染み込みました。二宮さんの話からこんなふうに、綴られたお話に切ない気持ちで一杯です。 (2015年2月12日 11時) (レス) id: 404997240f (このIDを非表示/違反報告)
mahiru(プロフ) - お話の底辺にある二宮さん。せつなかったです。読み進める度に感動と、切なさと、儚さと染みました。瀬音さんの世界観があまりにも広くてびっくりしてしまいました。また読みにきます！！ (2014年11月20日 2時) (レス) id: 9bfa1875f0 (このIDを非表示/違反報告)
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