さんせんち ページ3
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『あ、えっと…、その、』
「今の聞こえてたよね？」
『……うん』
何となく、彼と目を合わすことが出来なくて、俯いたまま小さく頷くと
ジェシーくんは、嫌な思いさせたよね、と頭を優しく撫でた。
『…えっ、今、あたま…』
「え？ …あっごめん！ 撫でやすくてつい」
な、撫でやすい…？
ジェシーくんは 丁度いい位置なんだよねー、と
今度はエアなでなでをするように、わたしの頭の上に手をかざした。
「かわいーと思うんだけどなぁ」
『…え？ か、かわいい？』
「うん、身長コンプレックスだったらごめんね」
だけど可愛いよ。と
ジェシーくんは恥ずかしげもなくふんわりと笑った。
…あ、びっくりした
可愛いって身長のことか…
たしかに180センチ以上はあるジェシーくんからしたら、
この身長は小動物みたいな、そんな部類に入るのかも。
『ありがとう…？』
「だはっ、どういたしまして？」
ジェシーくんって色んな笑い方するんだなぁ…
彼のコロコロと変わる表情を見てると、さっきまでの嫌な気持ちは、いつの間にかどっかに飛んでいってて
どちらからともなく
夕日が射し込む廊下を、ふたりで並んで歩き出していた。
.
.
『……はぁ、』
「どーしたの、人の顔みてため息ついて」
『…ううん、何でもないよ、遼ちゃん』
…我ながら、単純だと思う。
きっとジェシーくんからすれば、わたしを庇ってくれたことに意味なんてなくて
「可愛い」と言ったのも、
人間がハムスターを可愛いと思う現象と同じだって分かってるのに。
どうしても、あの日見たジェシーくんの笑顔が頭にこびりついて離れなくて、
それが�� 恋 �瓩世筏ど佞い燭里蓮�割と最近だったりする。
ジェシーくんとは隣の席というだけで
たまーーに世間話をしたり、忘れ物をした時に貸してあげたり
ちょっとした接点はあるものの、下の名前で呼ばれたのはさっきが初めてで、落ち着かせようとしても心臓の音は変わらずうるさいまんま。
『……はぁ、』
「やっぱり田中から席取り返してきてあげようか？」
…遼ちゃん、理由それじゃないよ…。
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遥(プロフ) - すごいドキドキしました！！続き可能であればまた読みたいです！楽しみにしています (4月23日 21時) (
レス) @page28 id: 86e2632604 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - きゃー！！きましたね！ドキドキの展開‼️続きめちゃくちゃ気になります！いつもキュンをありがとうございます^_^ (12月9日 17時) (レス) @page27 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！素敵なお話読ませて頂きありがとう御座います‼️続き楽しみにお待ちしてます😆 (12月9日 13時) (レス) @page27 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - めっちゃキュンキュンします〜続き楽しみに読ませていただきます！ (10月2日 8時) (レス) @page15 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンボリー優吾 - めっちゃ面白いです!続き待ってます！!頑張ってください！ (9月22日 9時) (レス) @page8 id: d431eeff82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ x他1人 | 作成日時：2023年9月13日 14時
