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「じゃあ、わたしはこのへんで失礼します」
そう言って会社の方へ戻ろうとするA。
ほら、愛しのAちゃん完全にうざがってんじゃん
『ん..そっち会社だけど』
「知ってますよ、雨止むまでオフィスにいます」
『そんなすぐ止まないだろこれ』
「でもとりあえずコーヒーでも飲んでます、お疲れ様でした」
『....ふーん、お疲れ』
ムスッとした表情を浮かべ、スタスタとこの場から去られたが
当然の結果に納得いく限りで。
お前と少しでも一緒に居れるなら、降りしきるこの雨の下でもどこでもいい
なんてキザな思いが”そんなすぐ止まないだろこれ”になってしまう俺だ
とことんダッセー
けど、裏腹な俺の言葉に対してちゃんと感情を表にだしてくれる純粋なAが
可愛いくて仕方ない
嘘がないというか、自分の気持ちに嘘をつくことしか出来ない俺とは正反対だ
まじでどんだけ俺のこと惚れさせんの、あいつ。
社内を出たのは俺が最後だった、
下手したら電車も止まるかもしれないこの状況でわざわざ残業してるおかしい奴らは
俺とお前だけなんだよ、A。
しつこい自覚はあったが、俺もオフィスに戻ればまたAと2人で居られる。
そんな状況が目の前にあるのに、帰る選択肢は無かった
エレベーターに乗り6階につくと、商品開発課の電気は案の定点いていて安心したが
さすがに纏わりつきすぎな俺の行動
口ではあんだけ冷たくしておいて、結局一緒に居たいのバレバレじゃん
ここで正直に”お前のこと追っかけてきた”、なんて言えば少しは違うのかもしれない
もちろんそんな勇気を持ち合わせてない俺は、どういう言い訳でここに戻って来たかを考える
残業？忘れ物？
あいつ、もうコーヒー買ったかな
買ってってやるか
とりあえず自分用のコーヒーを買おうと思いドアを開けると
コツコツコツ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
いや、まじか。
ナイスタイミング
ていうか、むしろバッドタイミング？
策士の俺でもこれは予想外。
さすがにここまで廊下に出るタイミングさえも同じだと、
着けてきたと思われてもおかしくない
『お前コーヒーどっち？ホット？アイス？』
あたかも、今お前のことを見つけたし
今同じタイミングで出てきたから買ってやるよとでも
言うかのような俺の口調。
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RIERU - 3ina3iさん» 初めまして〜！🎶暖かいコメントありがとうございます💭💓ゆっくり更新していきますので今後ともよろしくお願いします🤍✊🏻 (2022年5月1日 19時) (
レス) id: bda641f42d (このIDを非表示/違反報告)
3ina3i(プロフ) - ドキドキしながら続き待ってます！楽しみです🎵 (2022年5月1日 19時) (レス) @page33 id: e332f17bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIERU | 作成日時：2020年11月11日 16時
