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ドーンッ＿＿＿＿＿＿＿
２人だけしかいない静かなこの空間に、ロッカーの鈍い音が響き渡る。
あ、これってあれだ
”壁ドン”ってやつだ
実際にやる人っているんだな、さすがチャラ男の樹じゃん
なんて思う余裕は樹の真剣な顔により一瞬でかき消された
同時に細い樹の唇が
私の唇に重なる。
「.....え」
『どう？』
「...最低」
『でもちょっとドキドキしたっしょ？』
「...樹ってこういうことまで平気で女の子にするの？」
『なわけないじゃん！捕まるだろ俺！！』
「.....私も今すぐ通報したいんだけど..」
『別に好きな女なら許されるでしょ！衝動的に動いちゃいました〜って』
「なわけないでしょばか！！！！」
そう言って、近くにあった空のペットボトルを樹に投げつけた。
『イッタ〜！投げつけてくんなよ〜！』
「痛いわけないでしょ！そのくらいで済んだんだから感謝して！！」
『え、何？まじ照れしてんの？可愛いじゃん』
「違うってそういうのじゃない！」
『もしかしてそれが女の顔？』
「だから違うって！！」
『どうする？俺と付き合ってみる？』
「.....」
チャラさに加えて、頭の悪さと強引さを兼ね揃えたこの男はもはや最低だ。
”好きな女”
ハッキリそう言われたけど、敢えて意味は聞かなかった。
”付き合ってみる？”なんて
からかってるのかな
気付けば元カレのことなんて一瞬で頭になくなっていて。
樹はこれが目的だったのかな
それとも...
こんな彼に惚れてしまうのなんてきっと
最初から
時間の問題
だった。
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RIERU - 3ina3iさん» 初めまして〜！🎶暖かいコメントありがとうございます💭💓ゆっくり更新していきますので今後ともよろしくお願いします🤍✊🏻 (2022年5月1日 19時) (
レス) id: bda641f42d (このIDを非表示/違反報告)
3ina3i(プロフ) - ドキドキしながら続き待ってます！楽しみです🎵 (2022年5月1日 19時) (レス) @page33 id: e332f17bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIERU | 作成日時：2020年11月11日 16時
