° 6 . ページ7
〜貴方side〜
今日もあの河川敷に向かう。
大「よぉ。」
私が行くともう大我はいて
猫に缶詰めをあげていた。
貴「こんにちは。」
私が声をかけても猫は缶詰めに夢中だ。
貴「この子の名前つけない？」
大「名前かぁ。」
私たちは考えた。
大「はーと…。」
貴「え？」
大「こいつ、ここにハートみたいな模様あるだろ？」
大我は自分の額を指さして言った。
私も初めてこの子に会った時
思ったことだ。
おでこにハートの模様があるから"はーと"って……
私は思わず吹き出してしまった。
大「なにがそんなにおかしいんだよ。」
貴「ごめ…、だってそのまますぎて…」
それにちょっとダサい。
まぁ、それは言わないであげよう。
笑いが止まらない私を見て
大「悪かったな、単純で！
じゃあ、Aはなんか浮かんだのかよ。」
あーあ、拗ねちゃった。
貴「はーと…いいんじゃない？」
笑いを落ち着かせて
猫を撫でながら言った。
貴「いいよね？はーと。」
[ニャーッ！]
私が問いかけると
いいよ、と言うように鳴いた。
それから私は放課後に
はーとに会いに行くのが日課になった。
だけど夏休みに入る前
はーとは姿を現さなくなった。
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千羽都(プロフ) - いい所でぇぇ！！、更新待ってます！ (2017年11月19日 22時) (
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作者名：玖桜斗
| 作成日時：2017年11月5日 1時
