Story 8 ページ9
〜大我side〜
貴「大我ー、帰ろ。」
大「ごめん、図書室に用あるから
ちょっと待ってて。」
クラスで延滞してた本を集めて
それを返しにいく仕事。
うちのクラスからは3冊出た。
大「ったく、ちゃんと返せよな。」
さっさと済まして帰ろうと思っていた。
図書室はシン、としていて
パソコンを操作して本の返却を済まし
本棚に戻そうと元の場所を探していると
テーブルに伏せてすやすやと眠っている
草原がいた。
近づいてみるとテーブルの上には
建物や風景の本が何冊かひろげてあった。
桃「…………ん……、あれ、京本くん…？」
ゆっくり起き上がって
目をこすりながら俺を見上げる草原。
大「こんなとこで寝てんなよ。笑」
と彼女の下から出てきたスケッチブックには
ひろげてあった風景の本の写真と
同じ絵があった。
思わず鳥肌が立つほど
大「すげぇ…、これお前が描いたの？」
絵に目を奪われていると
とっさに草原は隠した。
桃「こ、これまだ途中で！
全然うまくないし……！」
顔を真っ赤にして本も閉じていく。
俺はその腕を掴んで
大「なんで？めちゃくちゃうまいじゃん。
もっと見せて？」
彼女が抱えてるスケッチブックをするりと抜き取って
一枚一枚めくっていく。
鉛筆だけで描かれてるものもあれば
色鉛筆が使われてるのもあって
どれも彼女のように暖かいものを感じる絵ばかりだった。
大「ほんとすごいな。」
桃「褒められたの初めて。」
大「それはたぶんお前が人に見せなかったからだろ。」
桃「あ、そう言えば…」
俺が笑うと彼女も笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋斗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！ 続編は近いうちにパスワード解除するので少しお待ちください(＞＜) (2016年9月13日 12時) (
レス) id: 723b3fd102 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。続編のパスワード教えてもらえませんか？ (2016年9月13日 12時) (レス) id: 295b2f8bdd (このIDを非表示/違反報告)
秋斗(プロフ) - ゆめさん» いつもありがとうございます！ 頑張ります♪ (2016年6月14日 7時) (レス) id: 4f84a42ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 樹くんの告白キュンとしました！！（笑）続き楽しみにしてるので頑張ってください＼(^o^)／ (2016年6月13日 23時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
秋斗(プロフ) - 莉桜さん» コメントありがとうございます！ まだまだ未熟です。笑 これからもよろしくお願いします♪ (2016年6月9日 13時) (レス) id: 4f84a42ad6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋斗
| 作成日時：2016年4月17日 22時
