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「まぁ、とにかくハンターになるには信じることも疑うことも忘れちゃ駄目ってことだな〜でもお腹空いてるのは本心だよ」
二人の頭に手を置いてそう言うと、ゴンはにんまりと笑って、キルアは照れながらも口を尖らせた。同じ年なのにこの対称的な性格の組み合わせ。本当に二人は面白い。今日初めて会ったとは思えない。きっと運命だろう。この二人のような仲になれればどんなにいいだろうか…
「だから、ね、ゴン。キルア。私が嘘を吐いたときはちゃんと見抜いてよ」
気付いたらそんなことを言っていた。きっとこれは、この二人に初めて放った私の意思。あー、言ってしまった。もう戻れないぞ。
ゴン「もちろん！その時はちゃんと怒ってあげるよ」
キルア「あぁ。すぐに見抜いてやるよ」
当たり前、みたいな顔しやがって。
「…ありがとなぁ。さて！お喋りもこのくらいにして、そろそろ厨房に行こう！」
もう一度二人の頭をくしゃっと撫でて、歩き出した。きっと今の私は満足げに笑っているだろう。
キルア「えー！マジで行くつもりかよ！」
「キルアくん。ある国には腹が減っては戦はできぬ、という言葉があるんだ。覚えておくといいよ」
キルア「ったく、ほらゴン、行くぞ」
ゴン「はーい！」
今日だけで二人も友達ができるなんて。まるで今の私は私じゃないみたいだ。不思議な感じ。今までこんなの感じたことなかったのに。
同じ世界に二人の自分がいるだなんて、私だけしか知らない。
ゴン「A、なんか嬉しそうだね」
キルア「よっぽど腹減ってるんだろ」
そうです、キルア正解。
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ナツメ(プロフ) - 奈乃さん» ありがとうございます！奈乃さんからのお言葉を励みに頑張ります！ (2017年8月21日 18時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
奈乃(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2017年8月21日 18時) (レス) id: 26a98954d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2017年8月2日 12時
