▽もう一度あなたと【kn】 ページ9
筆記 猫城
軍パロおいしい……
ーーー
「こちら特攻隊A！ ただいまE地点にて応戦中！ 応援を求む！」
通信機に向かってそう叫んだのは何時間前だっただろうか。私はただ、瓦礫の中で空を見上げていた。
軍の近距離精鋭を集めた特攻隊は、コネシマ隊長率いる十数名で形成されていた。
戦況は、我々軍が劣勢。急遽、コネシマ隊長が出兵することになり、副隊長である私が、隊の半分を任せられていた。
コネシマ隊長が負傷して帰ったことをうけ、残りの半分が出兵する事となった。もちろん私もだ。
命令を受け向かった先に待ち受けていたのは特攻隊の倍の敵兵。数刻の夜戦の末、爆発物を体につけた敵兵の奇襲により、特攻隊の隊列は崩れ、ついでに敵兵の大半は爆風によって力尽きた。
今の私に手足の感覚がない。体が動かない。通信も入らないことだけが分かっていた。今の戦況は、隊員は、仲間達は、家族は、コネシマ隊長は。分からないことだらけだ。
「……死にたく……無い、なぁ……」
最後に見たコネシマ隊長は、痛みに顔を歪め、担架で運ばれていた。隊長のあの朗らかな笑顔をもう見ることができないと思うと心苦しい。
生まれ変わっても、隊長の部下でありたい。そんな夢現を考えるほどに、生きることへの諦めが募っていた。
「コネシマ、たいちょ…………大好、き……でした……」
死期を悟り、そう口にした。自然と涙が出てきて、嗚咽を漏らす。
「……何勝手に死のうとしてんねん……A」
「コネシマ、隊長……？」
いたぞー！ と誰かの声が聞こえる。やがて体が浮き、私は何処かへ運ばれていった。
目を覚まし見えたのは白い壁。訓練中負傷して、よく連れてこられた医務室だ。痛む体を無理やり起こすと、すぐ隣で誰かが声を出した。
「やっと起きたんか。……それよりお前、あんとき言った言葉忘れてへんからな」
あの時……と思い出そうとしても、頭が痛み思い出せない。頭を捻ってみていると、コネシマ隊長は急に真剣な顔をした。
「A、好きや」
「……へっ」
「これからも、俺の隣で支えてくれへん……？」
「……はいっ！」
もう一度と言わず、いつまでもあなたの、１番の支えに。
ーーー
猫城と申します。
だいたいこんな感じの書いていきます。
これ感動できるのか……？
■快楽は吐き気と化して【ut】→←◇あなたに飼われる【ht】
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るるる96 - ありさんさん» またあったね！！！！（騒音）心ぴょんぴょんまち（強制終了）嬉しいです ~~~~ 本当に皆さん凄いですし！！ (2020年5月23日 19時) (
レス) id: 1a7179313a (このIDを非表示/違反報告)
ありさん - やぁ(懐かしの)またあったね！←おまだれ 見てて心がぴょんぴょんしてました…ｳﾞｯってくるのもニヤニヤしちゃうものもあって、やっぱ皆さんすごいなぁなんて思いました。お星様ポチッとな (2020年5月19日 23時) (レス) id: 1680e79eb8 (このIDを非表示/違反報告)
るるる96 - 赤い猫は眠りたい(しゅがぁ)さん» あ - 、私がログインしていないからですね、まあ大丈夫ですよ (2020年5月5日 10時) (レス) id: 1a7179313a (このIDを非表示/違反報告)
るるる96 - 桜華さん» は - い !! (2020年5月5日 10時) (レス) id: 1a7179313a (このIDを非表示/違反報告)
赤い猫は眠りたい(しゅがぁ)(プロフ) - あれ…なぜか私が作った事になってる…るるるさんの検索に飛べない…あれ？？ (2020年5月5日 0時) (レス) id: c492f94ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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