甘い夢が溶けて醒める。 2 ページ42
Aside。
.
シートベルトの確認をしてくれる。
寒がりな私の為に暖房をつけておいてくれる。
ブランケットが積んであるのも知ってる。
一緒に鼻歌を歌ってくれる。
他愛もない話に付き合ってくれる。
落ち着いた低い声が心地良い。
いつも見守ってくれてる優しい目に安心する。
いっぱいある。
いっぱい知ってる。
としみつの素敵なところ。
貰ったものが沢山ある。
と「…別れるか」
言い終わる時、少し喉が震えてた気がした。
としみつの瞳がキラキラ揺れる。
こんな時でも…優しい貴方は無理して笑う。
「としみつとの時間は…夢みたいに幸せだった。」
と「…なら、」
「でも、！
…夢はいつか覚めるでしょ？
いつか覚めてしまう日を怖がって過ごすより、今と向き合いたい…
いつまでも夢の中に居たら、私もとしみつもダメになっちゃう」
と「俺は…おまえと居てダメになるなんて、思ったことねぇよ…」
「としみつは私なんかに囚われなくていいんだよ……
もっともっと沢山の人に夢を与えられる。
私も、そんなとしみつみたいになりたいの。」
ブレない、真っ直ぐな芯。
私にはないもの。
と「はああ…その言い方は、ズルい…」
としみつが深く息を吐いた。
おしるこが、指先が、冷たくなっていく。
だけど目頭はどうも熱くって。
と「俺……ダメだった？」
消え入りそうな声が切なくて、胸が締まる。
「、！ダメじゃないっ！
ダメなんかじゃないよ……」
違うよ。
そうじゃないよ。
そうじゃなくて…
「好きなの…」
ポタポタ零れる涙と一緒に、つかえていた気持ちが溢れ出す。
「ざわくんが好きなの……」
私は何もあげられなかったのに、
としみつは私と居ることが幸せだと言ってくれた。
いつだって、誰よりも私を大切にしてくれた。
無償の愛ってこういうことなのかなって思わせてくれた。
としみつにダメなところなんて1つも無い。
だけど…
ーーーー…『いーよ』
ーーーー…『…僕が…助けるよ』
ーーーー…『生きててくれただけでいいよ』
ーーーー…『…好きだよ
僕から…離れていかないで…』
ーーーー…『茉唯ちゃん』
いっそのこと消えてしまいたいと思った時
なりふり構わず助けてくれたのは、一緒に秘密を背負ってくれたのは、ざわくんだった。
ざわくんが居なかったら、
としみつが好きになってくれた私は今ここに居ない。
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編(プロフ) - tokitaさん» わー！何年もお付き合いありがとうございます（；＿；）�，虜△�ら読んで下さっている方に出会えるなんて感極まります…私も終わらせるの寂しいです〜😭（と言いつつ🐢更新なのがろくプラ）最後までどうぞよろしくお願いします🥲🤍 (2022年6月3日 9時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
編(プロフ) - rinさん» ひぇ〜！ほんとですか！何年もお付き合いありがとうございます（；＿；）まさか�，虜△�ら読んで下さっている方がいらっしゃるなんて…なんでとしみつオチじゃないのか我ながら疑問です！（）どうぞ最後まで見届けて頂けましたら幸いです🥲🤍 (2022年6月3日 8時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
tokita(プロフ) - 初期から読んでおります！なんか終わりそうな雰囲気がムンムンで寂しい気持ちになっております笑本当に素敵な作品をありがとうございます。 (2022年6月3日 7時) (レス) @page46 id: 4df3902f7c (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - 初期から読んでます！！だいすきな作品です☺️としくんとのハッピーエンドを期待してましたが残念😭まだまだ続き楽しみにしています😊 (2022年6月3日 4時) (レス) id: a391f53602 (このIDを非表示/違反報告)
編(プロフ) - しさん» 見つけて頂きありがとうございます！大したことは投稿しておりませんが、宜しくお願いします(*^^*)更新頑張ります！ (2022年3月16日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編
| 作成日時：2021年7月28日 2時
