命さえも惜しくない 9 ページ23
りょうside。
.
Aもてつやも、優しい。
だからこそ、なんでも1人で背負おうとする。
自己嫌悪に苦しむ2人は見たくない。
「…これで満足？」
何をするわけでもなく、
ただ傍観し続けていた女に問いかける。
＊「結局…Aはこれからもこうして守られて行くんだろうなと思ったら
何度壊そうとしても無駄ですね。
満足はしてませんけど、もういいです。
どうでも。」
この期に及んで、悪びれる様子もない女に腸が煮えくり返りそうだ。
でもここで俺が手を出したからと言って
反省するとも思えない。
俺まで冷静で居られなくなったら、誰が2人を守るんだ。
「警察呼ぶね」
A「待って。」
Aは俺を制すると女の前に立った。
「A？」
A「……警察には、言わない。」
て「なんで…」
＊「…なに？
恩でも売りたいの？
そうやって情け掛けて見下して楽しい？」
A「見下してなんか…」
＊「嘘！
あんたは選ばれた側で、
選ばれなかった私達のこと馬鹿にしてるんでしょ！？
ふざけんなっ…！
そういうところが嫌いなんだよ！！」
A「………今回のこと、大事にしないから
もう2度と東海オンエアに近付かないで下さい。
お願いします。」
なんで。
なんで傷付いたAが頭を下げなきゃいけないのか
俺には全く理解できなかった。
俺達はただAに幸せになって欲しいのに
それだけのことがこんなにも難しい。
.
A「また迷惑かけちゃって、ごめんね。
服もありがとう。」
て「心配はしたけど、迷惑なんて思っとらん。」
A「……私、居ないほうが良か、痛！？」
て「すっごい音したけど…」
「馬鹿なこと言おうとするから」
A「容赦無い……」
「当たり前でしょ」
デコピンをお見舞いすると、
Aは涙目で額を擦る。
運転席のてつやもルームミラーでこちらの様子を確認して痛そうに眉を寄せた。
て「次またそんなこと言ったら
オデコに穴開く覚悟しといたほうがいいよ」
A「はい……」
しょぼくれるAは少しいつもの調子に戻ったようにも見えるけど
時々何か考えるように遠くを見る。
「……おかしなこと考えないでよ」
A「…」
「Aは何も悪くない。」
A「…うん、ありがとう」
そんな貼り付けた笑顔、見たくないのに。
て「……」
心配が杞憂に終わればいいんだけど。
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編(プロフ) - tokitaさん» わー！何年もお付き合いありがとうございます（；＿；）�，虜△�ら読んで下さっている方に出会えるなんて感極まります…私も終わらせるの寂しいです〜😭（と言いつつ🐢更新なのがろくプラ）最後までどうぞよろしくお願いします🥲🤍 (2022年6月3日 9時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
編(プロフ) - rinさん» ひぇ〜！ほんとですか！何年もお付き合いありがとうございます（；＿；）まさか�，虜△�ら読んで下さっている方がいらっしゃるなんて…なんでとしみつオチじゃないのか我ながら疑問です！（）どうぞ最後まで見届けて頂けましたら幸いです🥲🤍 (2022年6月3日 8時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
tokita(プロフ) - 初期から読んでおります！なんか終わりそうな雰囲気がムンムンで寂しい気持ちになっております笑本当に素敵な作品をありがとうございます。 (2022年6月3日 7時) (レス) @page46 id: 4df3902f7c (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - 初期から読んでます！！だいすきな作品です☺️としくんとのハッピーエンドを期待してましたが残念😭まだまだ続き楽しみにしています😊 (2022年6月3日 4時) (レス) id: a391f53602 (このIDを非表示/違反報告)
編(プロフ) - しさん» 見つけて頂きありがとうございます！大したことは投稿しておりませんが、宜しくお願いします(*^^*)更新頑張ります！ (2022年3月16日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編
| 作成日時：2021年7月28日 2時
