命さえも惜しくない 3 ページ17
てつやside。
.
りょうの気迫に圧倒されて、何も言えんくなった。
館内放送で呼び出して貰っても一向に繋がる気配の無い電話。
りょうと顔を見合わせて悟る。
り「防犯カメラ確認して欲しいんですけど、」
Aの身に何かがあった。
東海オンエアのグループに『Aが居なくなった』とだけ送って
Aへの連絡を続ける。
A 電話出て 今どこ A、ぶじなの
メッセージが既読になることも、電話が繋がることもない。
「くそっ…！」
なんで俺はAの側を…
油断した。
いつ何が起こるかなんて誰にも分からないのに。
「！！」
手の中の携帯が震えて慌てて耳に当てる。
「Aっ！？」
と『おい、どういうことだよ。』
「…としみつ、」
鼓膜を震わせたのは、Aの声じゃない。
思わず耳を塞ぎたくなるような冷たい声だった。
と『Aが居なくなったってどういうことだよって聞いてんだよ！』
としみつ、とゆめまるやしばゆーの宥める声が微かに聞こえるが
としみつの怒りは鎮まらない。
当たり前だ。
「…別行動してて、俺らも何も分からない
今防犯カメラ確認して貰ってる」
と『分からないで済ませんなよ！』
「…ごめん。」
と『なんでっ…！』
代わって、という虫さんの声が聞こえた。
虫『もしもし？
取り敢えず何か分かったらすぐ連絡して。
僕達も動けるようにはしておく。』
「分かった…」
虫「それから…としみつだって君達を責めたいわけじゃ無いってことだけは理解しといて。」
「…うん。それは分かる。」
としみつがどれだけAを大切にしているかなんてそんなこと、
みんな痛いほど分かってる。
何も出来ない歯痒さも、もどかしさも、
どうしようもない怒りも。
「…本当にごめん。」
虫『こんなこと言ってもどうにもならないし、言うべきじゃないんだろうけど…
Aちゃんにもしものことがあったら、
許してあげられないかもしれない。』
「っ……」
虫『……ごめん、冷静じゃない。
とにかく連絡待ってるから。』
電話が切れた。
握り締めた拳に力が入る。
後悔したってAが見つかるわけじゃない。
俺がしなくちゃいけないのはAをなんとしてでも探し出すこと。
寿司、食うんでしょ？
生憎今は食欲なんて微塵もないけど。
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編(プロフ) - tokitaさん» わー！何年もお付き合いありがとうございます（；＿；）�，虜△�ら読んで下さっている方に出会えるなんて感極まります…私も終わらせるの寂しいです〜😭（と言いつつ🐢更新なのがろくプラ）最後までどうぞよろしくお願いします🥲🤍 (2022年6月3日 9時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
編(プロフ) - rinさん» ひぇ〜！ほんとですか！何年もお付き合いありがとうございます（；＿；）まさか�，虜△�ら読んで下さっている方がいらっしゃるなんて…なんでとしみつオチじゃないのか我ながら疑問です！（）どうぞ最後まで見届けて頂けましたら幸いです🥲🤍 (2022年6月3日 8時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
tokita(プロフ) - 初期から読んでおります！なんか終わりそうな雰囲気がムンムンで寂しい気持ちになっております笑本当に素敵な作品をありがとうございます。 (2022年6月3日 7時) (レス) @page46 id: 4df3902f7c (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - 初期から読んでます！！だいすきな作品です☺️としくんとのハッピーエンドを期待してましたが残念😭まだまだ続き楽しみにしています😊 (2022年6月3日 4時) (レス) id: a391f53602 (このIDを非表示/違反報告)
編(プロフ) - しさん» 見つけて頂きありがとうございます！大したことは投稿しておりませんが、宜しくお願いします(*^^*)更新頑張ります！ (2022年3月16日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編
| 作成日時：2021年7月28日 2時
