東海昔ばなし 3 ページ11
Aside。
.
てつやと言い合ってるところを見たクラスメイトは、
取っ付き難いかと思ったけど全然そんなことないやん！
って話しかけてくれるようになって
あっという間に私はクラスの輪の中に。
.
て「飯食おう！」
「やだってば」
て「なんで！
俺らさっき親友になったとこ！
分かってる？！」
目を見開いて驚いた後、
そんなに俺が嫌いか！と騒ぐてつやのおかげで
なんだなんだとクラスメイトから注目を浴びる。
「もー声がデカい！
やだっていうか、先約いんの！」
て「転校初日でぇ？」
てつやの誘いを断りたい私の嘘だと思っているようで
疑いの眼差しを向けてくる。
その時、私の名前を呼ぶ声がして
教室の後ろ側の扉に目をやると
ヒラヒラと手を振る男が1人。
「はるっ」
悠真「久し振り！
元気してた？」
「うん！」
ガバッと抱き着くとふんわり抱き締め返された。
暫く会わないうちに背が伸びてる。
「えっ、耳！
怒られないの？」
サラサラの黒髪から覗いた耳には
シンプルなシルバーのピアスが控えめに光っている。
悠真「ほんとはダメ。
でもまあ勉強出来るからねー」
どうやら成績は良いらしい。
久し振りの再会で思わず話に夢中になっていると
はるの動きがピタリと止まった。
「なに？」
悠真「めっちゃ見られてるよ」
教室を指差して言うから振り向くと
いつの間にか皆の視線が私達に集まっていた。
急に恥ずかしくなって慌ててはると距離を取る。
て「え、なんで理系の王子と知り合いなの」
「は？」
つい間の抜けた声が出た。
「…もしかして有名人？」
チラリとはるを見上げれば
黙ってニコニコ笑うだけ。
て「週5で告白されてんでしょ？」
悠真「いやそれは嘘！」
て「あ、違うの？」
悠真「週3、くらい」
「どっちも変わんないよ…」
身内が居たほうが通いやすいだろうからって
わざわざはるの居る私立に転校してきたのに
モテモテ王子と来たわけだ。
反感買いそうで逆に通いづらいじゃないか！
て「もしかして付き合って」
「ない！」
悠真「うお、食い気味」
クックックと喉を鳴らして笑うはる。
て「えっじゃあどういう関係？」
はるの顔を見たら同じタイミングではるも私の顔を見た。
そんなシンクロいらないのよ。
悠真「Aは俺の双子の妹だよ」
いかにも私達、二卵性双生児ってやつなのだ。
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アリス - なごみさん» はい､こちらこそよろしくお願いします (2018年11月4日 11時) (
レス) id: cb597fc79d (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - アリスさん» アリスさん初めまして。わあホントですか( ; ; )ありがとうございます…これからもどうぞ宜しくお願い致します！ (2018年11月3日 9時) (レス) id: 6e4205358e (このIDを非表示/違反報告)
アリス - なごみさん、わたしいつも見ていますこの作品も大好き (2018年11月3日 6時) (レス) id: cb597fc79d (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - milkmilkmilk723さん» milkmilkmilk723さん初めまして！お立ち寄り頂きありがとうございますm(_ _)m貴重なご意見までありがとうございます。候補として入れさせて頂きます！ (2018年10月31日 9時) (レス) id: 6e4205358e (このIDを非表示/違反報告)
milkmilkmilk723(プロフ) - いつも楽しませて頂いておりますー！全員分の落ちを1話ずつとかでもいいのでこれはほしいです！！！！検討くださーい！ (2018年10月31日 9時) (レス) id: c4d2b62b12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編
| 作成日時：2018年10月27日 1時
