改めての告白 ページ9
「お仕事お疲れ様！！
取り敢えずご飯温めて来るからソファーにでも座って待ってて。」
智「ほーい！！
ありがとう。
じゃあ、どっかで待ってる。」
私はタッパーに入れてたご飯を温め直す
その時、ふと横からの視線を感じた
「何、どうしたの？
座って待っててくれたら良いのに…。」
智「いや…ニノがさ…「今日、Aが泣いてたから俺、何かしたかなー。
大野さんは何か宛ある？」って聞いてきてさ…。
ひょっとして俺、何かした？」
「智君は何も悪くないよ。
ニノも悪くない。
私、あの日は必死に他のメンバーと関わり持ってたからニノとあまり接する機会無かったけど、いざ一対一で久し振りに話したら辛くて苦しくて…。」
智「…それさ…やっぱりまだニノに未練があるって事だよね？
でも俺はニノの代わりにはなれないし俺はニノじゃない。
俺はAの事、凄く好きだよ。
でもAがまだニノに少しでも恋心抱いてるなら俺は引くから…。
だから今のAの気持ち聞かせて。」
「智君…。
ごめんなさい。
敏感な智君なら気付いてたし見えてたよね…。
朝まで彼のポスターとか写真とか、この部屋にあった事。」
智「何で謝んの…。
俺、来た時から気付いてたよ。
それで、この子にはまだニノへの気持ちがあるんだ…って思った。
だから俺はニノからAを奪いたいって思った。」
「やっぱり…。
でもね。
今日、彼と話してきちんとケジメつけたの。
私は…
貴方と、大野智さんと幸せになります。
私…長い間、貴方と一緒に居て凄く楽しいし気も楽だし…。
こんなにも素敵な人、私には勿体ない位…。」
智「確かにニノのグッズが全部無くなってる。
俺…絶対にAの事、幸せにしちゃるから。
俺だってこんなにも純粋で良い子、勿体ないよ。」
「智君…。」
目から雫が溢れた
彼は何も言わずに、ただ私を抱きしめ返してくれる
智「A…。
じゃあ改めて言うな。
俺と結婚を前提にお付き合いしてくれませんか？」
「えっ…？」
私はその言葉に一瞬、言葉を失った
「あっあの…結婚を前提に？
私が国民的アイドルのリーダーのお嫁さん…。」
私は頭が真っ白になって倒れそうになった
その時、支えてくれたのは彼だった
智「A…大丈夫！？」
「ごっごめん…。」
智「流石にいきなりはビックリするか…。
俺こそごめん。」
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2017年10月11日 23時
