裏切りの代償Ⅱ (ページ35)

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信頼→2人っきりページ35

智「へへへ！！
Aが嬉しい事、言ってくれるから調子に乗っちまった！！
でもさ…ニノの事どんだけ疑ってんの笑？
ニノなら大丈夫だよ。
長年一緒の俺が言うんだから信じて。」

「もうー仕方ないんだからー。
ニノの事…そりゃ疑うよ。
今、居ない上によく絡む相手がメンバーの彼女なら尚更でしょ。
でも信じてない訳でもないよ。
ニノは私が前に言った「この子には手出さないで」だけは守ってくれたから。」

…なんて、聞いても言ってもやっぱり彼女が心配でならなかった

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そんな心配をよそに私の耳に吉報が届いた

吉報が届いたのは彼の家に着き、時計の針が日が変わった事を知らせていた辺りだった

吉報を届けてくれた送り主は私の可愛い可愛い義妹だった

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時間を巻き戻す事、数時間前＿＿＿＿＿

桜花side―

お姉ちゃんが彼氏さんと一緒に帰ってしまい、私は好きな人と2人っきりになってしまった

何をどうすれば良いか分からなくて黙っていると二宮さんが私に声をかけてくれた

和「あの馬鹿ップル帰っちゃいましたね。
まぁ…取り敢えず何か飲む？」

「でっですね…。
じゃっじゃあ…カシスソーダで…。
二宮さんはビールですか？」

和「了解。
そうですよ。
よく見てますね。」

「いっいえ…。
あっあの…。
にっ二宮さんはどんな人がタイプなんですか？」

和「可愛いくて綺麗でボインで清楚でおしとやかで束縛しない人…かな？」

「はっはぁ…。」

その時、私の恋心は一瞬にして砕け散った

二宮さんのタイプの最後の項目しか私は当てはまらない…

…なんて、凹んでテーブルに突っ伏していたら二宮さんが私を見ている

「なっ何ですか！？」

和「ぶはははは笑
ひょっとしてさっきの話、鵜呑みにした？」

そう言って彼は私を見て笑っている

和「貴方、お姉さんに似て本当ピュアですね笑
私の本当のタイプは好きになった人です。
けど…束縛しない人ってのだけは本心かな…。」

「そっそうですか？
でも安心しました。
確かに束縛は私も嫌です。」

和「うん。
本当、そういうとこそっくりだわ。
因みにさ…桜花さんはどんな人がタイプなの？
私だけ話すのはフェアじゃないでしょ。」