義妹の恋 ページ33
そして、そのまま奥の個室に案内された
中に入ると桜花は既に居るがニノの姿がまだ見えない
「桜花、久し振りー♪」
桜「お姉ちゃん、久し振り…。」
いつも明るかった彼女が珍しく暗い
いけない橋を渡ろうか悩んだが渡る事にした
「ねぇ…今日はどうしたの？」
桜「もし仮に…。
私が二宮さんを好きだって言ったらお姉ちゃんは応援してくれる？」
「へっ？
まっ待って…。
あっあれ…桜花は潤君…。」
桜「だったんだけど…。
二宮さんと一緒に仕事してるうちに本当に好きになっちゃったの…。」
「そっそうなんだ…。
まぁ…恋人同士だもんね…。」
桜「ねぇ…お姉ちゃん、二宮さんって彼女居たりする？」
「彼女なら前は居たけど…最近別れたよ。
桜花…本気なら私は応援したい。
でも1つだけ聞いて良い？
自分が売れたいとか自分の名誉だとかそんな目的じゃないよね？」
桜「私…そんな事、全然考えてない。
優しくて気の利く人だな…って…。
気が付けば好きになってた。」
「………分かった。
じゃあ私は終わったら1人で帰るから。
だから帰りしな桜花はニノに送って貰って、その時に好きって伝えたら？」
桜「そっそんな事…。
お姉ちゃんは大野さんとどうやって付き合ったの？」
「私？
私は廊下とか部屋とか…。
何か何度も告白されてんだよね…私…。」
桜「そっか…。
お姉ちゃんは大野さんから告白されたんだね。
二宮さん、私からじゃ嫌がるかな…。
やっぱり男のプライドってのがあるだろうし…。」
「うーん…。
どうだろねぇ…。
ニノは変なとこにプライド持ってっからなー。」
…なんて、話していると個室の扉が開く音がした
？「2人して恋話ですか？
楽しそうですね。」
桜「にっ二宮さん…！！」
「ニノ！！
……は良いけど、後ろの菩薩様は？」
？「うふふふ。
バレちゃったー♪
Aーー♡♡」
そう言ってニノの後ろに居た彼は私に抱きついてくる
「あのさ…何でまた貴方が居んのよ…。」
智「だってAが他の男と飲むの嫌なんだもん！！」
「はぁ…。
…分かった。
ニノ、申し訳ないんだけどさ…私、帰るわ。
智を家まで送ってく。」
和「分かった。
でも桜花さん、俺と2人だなんて嫌じゃない？」
桜「わっ私なら大丈夫です。」
和「そう？
じゃあ、お2人さん気を付けて。」
「うん。
…あっ！！
桜花に変な事したら許さないからねー！！」
和「はいはい。」
その後、2人に挨拶を済ますと私は彼の手を引いて店を出る
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2017年10月11日 23時
