裏切りの代償Ⅱ (ページ24)

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彼女と睡眠は最強の癒しページ24

「へっ？
今日は流石に無理、無理！！」

と、私が丁重に断ると彼は私の耳元で低い声で囁く様にこう言った

智「Aに拒否権はねぇーよ。」

「ちょっ…それは…。」

智「困るって…？」

…なんて、さっきの雄智からふにゃふにゃ智になる

「また変な事、考えてんの？
今日はしないから！！
それに私、暫くは出来ないよ。」

智「うぅー。
でも…そういう事か…。
それなら仕方ない。
終わったら…。」

「うん…。
じゃあ私、仕事に戻るから。」

智「ほーい。
妹さんにも宜しく。
後、怪我には気を付けて頑張って。」

「ありがとう。
智君…2回目は走るから怪我、気を付けてね。」

智「えっ？
俺、走んのー？
嫌だなー。」

「嫌じゃない。
私、見てるから頑張ってよ！！」

智「分かった！！
俺、Aの為に頑張るから！！」

「うん。
智君、運動神経良いんだから自信持って！！」

智「よっしゃー！！
頑張るぞー！！
なぁーもし頑張ったら終わったら俺と…ってA？」

O.Sside―

俺が彼女を見ようと彼女の方を向くと、もう彼女の姿はなかった

「あれ…Aは？
ニノ、知らない？」

俺は近くに居たニノに聞く

和「あの子なら貴方が喜んでる間に楽屋出ていきましたよ。」

智「えっ？
そっそんな…。」

和「彼女だって仕事があるんですから仕方ないでしょ。
それよりオジさん、俺のゲームに付き合って下さい。」

智「うぅー。
嫌だ！！
疲れたから寝る！！」

俺はそう言ってソファーに寝そべり、寝始める

一方、ニノは俺をやれやれ…といった顔で見ると、そのまま椅子に座ってやっていたゲームを再開していた

そんなニノを見たのも束の間、俺はものの数分で夢の中へと入っていった

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誰かに体を揺さぶられて俺は目が覚めた

起きると目の前には彼女の顔…ではなくニノの顔

和「おはようございます。
彼女の顔じゃなくてすいませんね。」

智「本当だよ！！
それより、もうそんな時間？」

和「はい。
打ち合わせ行きますよ。」

そう言ってニノはそのままドアへと向かう

俺はまだ怠けている体を起こしてニノの跡を追う

その後、ニノがドアノブに手をかけた時、ニノが口を開いた

和「でも貴方…どんだけあの子の事、好きなんですか笑？」

智「うーん…言葉にするの難しいなー。
例えば…宇宙一とか？」

和「例えばって何なんっすか笑
しかも宇宙一ってありきたりな笑
でも、そこまでラブラブなら安心しました。」