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厄介 ページ7

腕時計を見ると深夜2時。

こんな時間まで仕事したくないよ…寒いし。

はぁーっと息を吐くと出てくる白い水蒸気。

私は大体帰りは歩きだから今日もいつもと同じ道を歩き出す。

別にここで襲われようが何しようが…

別に傷つく人もいないでしょ。

ファンの子だって…大していないし・・・?

そんなことを思いながら家へ急ぐ。

うーわぁ…柄が悪そうな人発見。

でもこっちを通って帰らないと家に着かないし…

タクシーも運悪く止まっていない。

はぁ…とため息をひとつついて歩き出す。

男「おぃ、姉ちゃん。」

あーぁ…最悪。私は素直に振りむく。

男「可愛い顔してんじゃん。」

どーも。貴女でも褒められて光栄です。

無表情で相手を見つめる。別にここで愛想よく笑っても

暗くて表情なんて見えやしないでしょ?

男「今日はお前に決定…」

あーぁ。明日仕事間に合うかな…?

人通りの少ない路地裏に連れて行かれる。

素直に従う心はほかのメンバーのファンからの嫌がらせに

耐えるために学んだ方法。素直になれば…面白くないでしょ?

誰も助けには来ないし誰にも助けは求めない。

実際、助けを求めた所で何になる?

ほかのメンバーは私を助けてはくれないし、

私への苛めを見て見ぬふりをしている。

別に責めているわけでもないし責めたいとも思わない。

8年一緒に居て助けてくれないなんて少し悲しいけど。

そんなことを思いながら男について行く。

でも…

グイッ

肩を誰かにつかまれて私は後ろに引っ張られた。

違和感を感じた男は私のほうを振り向き私の肩を持ってる人のほうを向く。

?「ごめん。返してくれる?」

そう言われて私はその人の腕の中。

何処か聞き覚えがある声。

男はチッと舌打ちをしてから私たちから離れて行った。

案外諦め早いのね。まぁ…女なんて沢山転がってるし?

私はその人の腕を解きながら顔を確認する。

そこには怖い顔をした翔君が居て…あーぁ。厄介なことになっちゃった。

嫌われ者→←契約更新(翔side)


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作者名:夢乃 | 作成日時:2011年1月10日 11時

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