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取り返し(和也side) ページ25

Aの後ろ姿を見送ったあと、

緊張した空気が一気に緩む。

でも俺にかけられたのは、

潤「言ったらいけない言葉だったな、」

松潤の言葉で、

その言葉に頷くしかできなかった。

和「だってさ、あんなこと言われたらムカつくじゃん、」

翔「うん…」

Aこそ居なかったからいいものの、

俺らに付きつけられた苦情はあまりにも残酷な物で…

Aが笑わないと分かっているからこそ、

どうしても笑ってほしくて、見返してやりたかった。

潤「Aも頑張ってんだ、したくもない仕事して、
でも弱音なんてはかねぇじゃん、仕事はちゃんとこなすじゃん、」

それでいいんじゃねぇの?

そう言った松潤に

和「でも…」

潤「悔しいのは分かる、Aのことバカにされて許せねぇのもわかる。
でもさ?Aの言い分も間違ってねぇよな?」

少しの間黙った彼は、

潤「8年間イヤな仕事続けてきて、辛い目に会って。
なのに笑えって言われて笑えるわけねぇじゃん?」

だからさ、そう言った彼は続けた。

潤「いつか笑ってもらえるようにさ、
Aが嵐でよかったって心から笑えるようにさ、
Aのこと、ゆっくり俺らに溶け込ませていこうよ?」

そう言った時スタッフから準備ができたと呼び出しがかかり、

な?と彼の手がポンと頭の上に乗せられた。

頷きもしなかった俺に「いこうぜ?」と声を掛けた同い年の彼。

スタッフ「あれ?Aさんは…?」

潤「あぁ、多分スタジオの隅に居ると思うよ、」

そう言った彼は俺を見てニィッと笑って見せた。

…何で、あんなこと言ってしまったんだろうと、

後悔しても…もう遅かった。

彼女のサイン(和也side)→←悲しい苦情


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作者名:夢乃 | 作成日時:2011年1月10日 11時

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