やめる訳。 ページ20
社長に呼び出せれ、私は今事務所に居る。
目の前に居るのは、
社長と秘書。
そして私を含める嵐のマネージャー3人。
後はなんだか良く分からない人が2、3人居て、
私はその前に座らされている状況だ。
社長が私に紙を差し出した。
それにゆっくり目を通す。
社「君が嵐を脱退する理由だ。」
そこには、
・1年間海外留学をする。
そう書いてあって私の頭には「?」が沢山浮かぶ。
首をかしげると、
社「君が嵐という仕事が楽しくないから辞めるのが本当の理由だが
そのことを世間に公表すると嵐の今後が危うくなる。」
あぁ…なるほど。
私が皆にイジメられ、嵐が好きではないと言ってしまったら
嵐が今後どんな風に見られるかがわからない、と。
その言葉に頷くと、
社「そして海外へ留学した君は1年後、
海外の人と結婚し、ジャニーズ事務所、嵐も辞めるという方針だ。」
ってことは…
社「事実上君は契約を解除すると言ったから、今の契約が終われば一般人だ。
だが世間には海外留学と偽った1年間は『活動休止』という形で報告しておく。」
そしたら、
A「私は1年の間世間には『芸能人』という形で見られるんですか?」
社「あぁ、」
チッと心の中で舌打ちをしつつも
1年くらいいいかな、と思いその契約書にサインをした。
社長室を出て
グイッと背伸びをする。
隣に居たマネージャーが
マ「メンバーには言わなくていいんですか?」
A「当たり前でしょ?あの人たちから逃れたいのに、
言ったら連れ戻されるにきまってるじゃない。」
ニコッと笑ってみた。
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作者名:夢乃 | 作成日時:2011年1月10日 11時