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社長室 ページ18

次の日、私はその契約書を持って事務所へ行った。

最上階にある社長室。

一人で来るのは初めてだ。

何かしら用があるときにはマネージャーなど

必ず付き添いの人が居た記憶がある。

その扉をノックして聞こえてきた社長の声の後

重い扉を押して中へ入る。

そこには鼻が高く、スーツなど縁がないような格好をした

社長が社長椅子に座っている。

今日の服はアロハシャツに…短パン。

…夏かっ!って突っ込みたくなるような服装。

社長は私の姿を確認するとおぉ!と右手をヒラっと上げた。

私はお久しぶりです。と言いながら社長に近づく。

そして無言で契約書を社長の前に出した。

一通り目を通した社長は目線を私に向ける。

言われなくても分かる。

社長「…本気かね?」

私は静かに頷き、

A「この前の契約が切れるまで嵐でいます。
でも…来年の契約は解除します。…ジャニーズも、嵐も辞めます。」

そうはっきり告げた私をマジマジと見つめ

やがて社長は静かに頷いた。

社長「分かった。そう言う方針で話を進めておこう。」

そう言った。

ありがとうございます。

と頭を下げ社長室から出るために扉に手をかける。

その時

社長「また戻りたくなったら戻っておいで。
いつでも大歓迎だよ。」

そう言って手を振る社長。

私は、はい。と精一杯の笑顔で頷き事務所を後にした。

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作者名:夢乃 | 作成日時:2011年1月10日 11時

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