検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:33,295 hit

13話目 ページ14

Aside


あっという間に時間は過ぎ、昼休みになった。

私は廊下から屋上へ繋がるドアを少し開けて屋上を覗いていた。私が見つめる先にはきんとき君達5人が楽しそうに話している姿が見える。
…どうやらシャークん、という人はまだ来ていないらしい。
何故こんな傍から見たら怪しすぎる行動をしているのかというと…
…入りづらいのだ。非常に。
Nakamu君は気軽に来てと言ってくれたが、やはり自分以外男子というのも合わさって緊張してしまい、なかなか入る勇気を出せずにいた。
いっそ用事が入ったことにしてここで引き返してしまおうか、いやでもせっかく誘ってもらったのにそれは申し訳ないよね…と悩んでいると、

?「…そこで何してんだ?」

「わ゙ぁ!??」

突然話しかけられたことにびっくりして女子力皆無な悲鳴を上げながら後ろをむくと、いつの間にか私の後ろには1人の男子生徒が立っていた。
無造作に跳ねている綺麗な黒髪を持ち、頭には赤いヘッドセットを付けている。色白で綺麗な顔立ちをしているが、目元の隈のせいで少し目つきが悪く見える。…恐らく彼がシャークんなのだろうか。
私の方を見てなんだこいつ、と訝しげな視線を向けている。…まずい、変な人だと思われただろうか。

「あ、その…」

緊張して入れずにいました、とも言いにくくしどろもどろになっていると、

shk「……あ、もしかしてお前、Broooockが言ってたAってやつ?」

「え、あ、そうです…今日一緒にお昼ご飯食べないかって誘われてて…」

どうやらあらかじめBroooock君が彼に話を通しておいてくれたらしい。私が肯定すると彼の視線が先程よりも緩くなったように感じた。
とりあえずほっとしていると、急に目の前の彼にぐいっと腕を引かれる。

「…え、」

shk「お前も一緒に飯食うんだろ?なら早く行こーぜ」

「あ、ちょっと、」

心の準備が、と言う前に彼は屋上への扉をガチャッと開けて私の腕を引いたまま屋上にいる5人の元へ向かっていった。

14話目→←12話目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
181人がお気に入り
設定タグ:ワイテルズ , 実況者 , 学パロ   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - 更新……… (2021年5月16日 13時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
(*゚▽゚*) - 鮭おにぎりって…共食いじゃn))殴 (2021年4月1日 21時) (レス) id: 933893c164 (このIDを非表示/違反報告)
電球(プロフ) - 黄桃さん» ありがとうございます!w確かに、WTさんの小説ってまだまだ少ないですよね....これからどんどん増えて欲しいです!これからも更新頑張ります! (2021年2月18日 11時) (レス) id: 5bea9e20fd (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - WTの小説ってwrwrdに比べると凄く少ないから、めっちゃ満足です!!!裸待機して更新待ってます!() (2021年2月14日 12時) (レス) id: 2f74b3d2f0 (このIDを非表示/違反報告)
電球(プロフ) - くるるさん» コメントありがとうございます!なるべく早めに更新して行けるよう頑張ります!!(*´ω`*) (2021年2月13日 1時) (レス) id: 5bea9e20fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:電球 | 作成日時:2021年2月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。