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また後でお迎えに来ますから、とご丁寧に姉さんに説明する伊知地。

うん、伊知地は僕の雰囲気で手を出すなって事は察したみたいで良かった。

「僕の姉さんだから手出さないでね」と昨日散々言わなくても良かったかな。

さて、と振り返ればポッカリと空いた穴。

僕も初めてくるトンネル。

「心霊スポットにありそう」と隣で呟く姉さんを見ると少し小さく見える。



「あれれ〜?怖いの?」

「す、すこし」

「……」

「で、でも、頑張る……」



予想外の素直な反応に面食らってしまった。

危な。

顔を逸らしてニヤける顔を必死で引っ込める。

が、「行ってらっしゃい」と声をかけると絶望したような顔を向ける姉さん。

何?襲って欲しいの?



「い、いいっしょ、には……」

「は?僕補助だもん」

「え」

「ただの監視」

「う、嘘……」



今度は顔が青ざめ始める姉さん。

今すぐ食べちゃいたいくらい可愛くて怯える姉さんなんて滅多に見ないからか背中をグイグイ押して強制的な行ってらっしゃいをさせる。

そして2、3歩ほど離れると姉さんの肩が数回揺れる。

深呼吸をしては「よし!」と自分の手で頬を叩く。



「式神・背骨」



せこつ、と上に向かって手を広げると3個ほどの青い火の玉がポッと燃える。

大きさは大人の頭一個分かな。

おおかた懐中電灯代わりにでもするんだろう、と眺めては「青の方が怖くない?」とも思ったが黙ってトンネルに入る姉さんを見守る。

帰りにまた肉まんでも買ってあげようかな、と車内の事を思い出しては今度は声を殺して笑った。

本当に、可愛い僕だけの姉さん。





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自分の足音がトンネル全体に響いて気持ち悪い。

距離的には……そうだなぁ、大体学校のグラウンドの端から端くらい?

長いような……うーん。

ブツブツと呟きながら歩いて目的の呪霊の気配を探すが呪霊以外の気配もあり、分散しているようにAは感じた。

イマイチ掴めない気配に歩きを進めていると灯りが強くなり出口が近いことを知る。

アッサリだなぁ、とAは隣の大きな狐に目を向けると目が合った。

ニコリ、と微笑んだのも束の間で急に前を向いてはうねりだす。



「〜……い」

「ん?」

「お〜……い〜……」

「え、人?遭難者?」

「お〜い〜」



ハッキリ見える人型にシルエットにおかしな点は無い。

右手をゆっくりと振りながらこちらに声をかける影。

私もおーい、と返事をするとその影はダッシュでこちらに走ってきた。

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+ちっく(プロフ) - イヤアアアアア!!!またまたコメントありがとうございます!こんな読みづらい小説を読んでくださりありがとうございます(´;ω;`)これからも頑張ってこう、こねくり回して書いていくので!これからも楽しんでいただけると嬉しいです!!応援ありがとうございます!!! (3月28日 0時) (レス) @page35 id: 979058a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華@ペア画中 ???,??,??(プロフ) - やっぱりこの作品大好き過ぎます✨✨この作品の大ファンになろうかしら。というかもうなっているような気がするのでファンクラブにでも入りまっする💪🏻ホント!!大ファンです!!応援してます!!!! (3月27日 22時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
+ちっく(プロフ) - 七星 麗華@???,??,??さん» ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!有難うございます!有難うございます!!これから色んな人と沢山絡めるように沢山執筆いたします!!!!応援有難うございます!(ᐠ ᐛ )ᐟアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ (12月30日 18時) (レス) id: 979058a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華@???,??,??(プロフ) - こんな素敵な小説なのになんでこんなにも伸びないんだぁ…………大好きです、この作品!評価とお気に入り失礼します!! (12月30日 8時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:+ちっく | 作成日時:2023年11月29日 6時

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