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「生存報告はしないで」
淡々とあれよこれよと私に説明する中一言だけ強くしっかりと悟は告げた。
私はわかるようで分からないと言った顔しか出来なかったが悟は「今はそれでいいから」とだけ言うと優しく私に飴を渡した。
私の両手をぎゅっと片手で包み込む悟の手。
目線をあげると同時に目元にヒヤリとした感触。
散々泣いたから腫れてるのかな、と手を伸ばすと悟の冷たい手になんだか安心した。
水色の瞳とぶつかるとふわりと悟が笑う。
変な甘い空気にAはドキドキとしながらじっと悟の目を見つめる。
悟も私の緑色の瞳をじっと見てくる。
「…Aはハーフなんだっけ」
「母親がそっち系」
「まるでお人形さんみたいだね」
「でも背は低いよ」
「それも可愛らしいよ」
なんなんだ？
普段ならしない会話をしてる、普段ならこんなに話さないのに今は言ったことに対して返事が来る。
今生の別れか？ってくらいに悟は私を見続ける。
私もじっと見つめるけれど違和感は無いし、変わった雰囲気のような怒っている感情も伝わらない。
なんなんだろう…。
「そう言えばAはまたしばらく日本を留守にするんだよね」
「うん」
「…また1年とかかかるの？」
「わからない、2年も3年もあるよ」
「そう」
本当にどうしたんだろう。
私にもたれ掛かるように倒れてくる悟を抱きしめる。
ソファーに座る私に覆いかぶさってそのまま横に倒れるも離れずしっかりと悟は私を抱きしめたままだ。
天井を見上げる私とは違い私の横顔を見ることになった悟だがしばらく言葉を交わすことなく沈黙が流れる。
首には悟の腕が乗っていて、私は両手で首が絞まらないように支えては時間が過ぎていく。
「悟？」
「Aが…」
「うん？」
「Aが死んだらって脳裏をよぎって、少し怖くなった」
「私は死なないよ？」
「今は違う」
「？」
「あいつが、宿儺がいるから」
「そうだね、けど、勝たないと」
「まさか戦う気？」
「ダメなの？」
「いいと思うの？」
怒っている。
悟の腕に力が入り少しだけ首が締まる。
冗談だよ、と言えたら良かったのかな。
完全に言う機会を逃した。
適当に笑って誤魔化そうとしたら目を細めた悟が「誤魔化そうとしてないよね？」なんて先手を打つものだから言葉に詰まった。
けれどさ、いつかはどうにかしないといけないんだよ悟。
戦える人は駆り出されてしまう。
私たちはそう言う物なんだよ、残念だけど。
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+ちっく(プロフ) - ｲﾔｱｱｱｱｱ!!!またまたコメントありがとうございます！こんな読みづらい小説を読んでくださりありがとうございます(´；ω；｀)これからも頑張ってこう、こねくり回して書いていくので！これからも楽しんでいただけると嬉しいです！！応援ありがとうございます！！！ (3月28日 0時) (
レス) @page35 id: 979058a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華＠ペア画中 ???,??,??(プロフ) - やっぱりこの作品大好き過ぎます✨✨この作品の大ファンになろうかしら。というかもうなっているような気がするのでファンクラブにでも入りまっする💪🏻ホント！！大ファンです！！応援してます！！！！ (3月27日 22時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
+ちっく(プロフ) - 七星 麗華＠???，??，??さん» ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！有難うございます！有難うございます！！これから色んな人と沢山絡めるように沢山執筆いたします！！！！応援有難うございます！(ᐠ ᐛ )ᐟｱｱｱｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ (12月30日 18時) (レス) id: 979058a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華＠???,??,??(プロフ) - こんな素敵な小説なのになんでこんなにも伸びないんだぁ…………大好きです、この作品！評価とお気に入り失礼します！！ (12月30日 8時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2023年11月29日 6時
