頼りなかったと思う ページ5
深夜、俺が学校の予習をしていると、姉貴の部屋から、苦しそうな声が聞こえた
俺は、姉貴の部屋の前に立ち、ドアノブに手を伸ばす
『…で、……の、…やだ……』
泣いているのか、言葉は聞き取れない。
少しだけ、ドアを開けると、姉貴はこちらに背を向けていた
手紙のようなものを、書いては捨て、書いては捨て、の繰り返しだった。
こんな姉は見た事ない。
ズズっ、と鼻をすする音が聞こえる
俺は、音も立てずに、姉貴の後ろに立った
「なんかあったんか」
『勝己…』
姉貴は、振り向く
『…実はね、仕事で仲のいい人を亡くしたの…
その事を、少しでも緩和しろって、家に戻されたんだ…』
姉貴は、その事を口にすると、大粒の涙を流す
『ごめん…こんな私、見たくないよね…ごめん…ご、めん…っ』
姉貴の背中に、俺は手を置く。すると、姉貴の肩が、大きく震えた
「……泣けよ」
姉貴は俺にしがみついて、泣いた。声を押し殺して泣いていた。
「俺がいる」
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わふな - 本当に本当に泣けました (2018年11月16日 1時) (
レス) id: b79daf3220 (このIDを非表示/違反報告)
わふな - お姉さんが爆豪を犠牲にする場面本当に泣けました (2018年11月16日 0時) (レス) id: b79daf3220 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 死んで終わり。ではなく、死して尚…という展開に、なんじゃこりゃあああと驚愕しました…！！続編も見届けたいと思います！応援してます！ (2018年11月6日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - いや、泣ける (2018年10月28日 15時) (レス) id: 2e886a2453 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 1…部…？まだ…つづ…く？いよっしゃァァァァァァ！あまって涙が (2018年10月27日 0時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノノキ | 作成日時：2018年10月4日 22時
