強くて ページ17
「A！！ダメ！思い出しなさい！手帳はどこにやったの！？」
買い物から帰ると、泣きそうな顔をして、どこかに連れていけと、出久君に迫るAを見つけた。
『貴方…は……誰…ですか？』
「あんたの母親よ！！」
そう言うと、Aはハッと目を見開く
『お母さん…っ、私、また忘れてた…
全部、ここの家がなんなのかも、忘れてた…
別の、全く見覚えのない場所に行こうとしてた…
怖いよっ…っ……、お母さん！！』
私に抱きついて、震えるA
何もしてやれない
「A…っ、手帳はどこにやったの？」
『あっ…そう言えば、無い…』
「手帳を探して、細かく、何を誰と話したのか、メモしなさい。そうすれば、忘れないでしょ？」
Aを落ち着かせるように、背中を撫でる
『うん…、もう、忘れない…っ』
「よしっ…なら、手帳探そう？あと、あの男の子は、出久君よ」
『うん……
思い出した…出久…』
Aは、出久君にドッキリを仕掛けた、などとジョークを言った。Aは信頼されているから、疑われることはないと思う。
『お母さん…弟の名前…何だったっけ？
ごめん』
「…勝己よ」
『ありがとう！
勝己ー！私の手帳知らない？』
勝己の名前を呼びながら、部屋へと入っていく
「姉貴…ノートと積んであったから持ってきた」
『そっか、ありがとうね、勝己』
無事に手帳はあったようで、少し安心した
Aは、手帳を確認している。
ここまで、ひどいとは思ってなかった。
このままじゃ、本当にAは＿
自分は無力で、腹が立った
必死に手帳を読み込むAを見て
涙が出てくる
その涙は、Aには見せないように、そっと拭った
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わふな - 本当に本当に泣けました (2018年11月16日 1時) (
レス) id: b79daf3220 (このIDを非表示/違反報告)
わふな - お姉さんが爆豪を犠牲にする場面本当に泣けました (2018年11月16日 0時) (レス) id: b79daf3220 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 死んで終わり。ではなく、死して尚…という展開に、なんじゃこりゃあああと驚愕しました…！！続編も見届けたいと思います！応援してます！ (2018年11月6日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - いや、泣ける (2018年10月28日 15時) (レス) id: 2e886a2453 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 1…部…？まだ…つづ…く？いよっしゃァァァァァァ！あまって涙が (2018年10月27日 0時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノノキ | 作成日時：2018年10月4日 22時
