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1本 ページ2

そこに"女"は立っていた


真昼間の夏の公園で子供たちに囲まれた"それ"を見つめて。


"女"は異様であった。


外に出るのに似つかわしくない透き通るように白い肌に夜の闇に溶けこんでしまいそうなほど黒く腰あたりまで伸びた長い髪。


整えたかのようにキリッとした眉に鼻筋の整った顔立ちをしている。


黒をベースとした大きめのTシャツと背中になんと読むか分からない英語のロゴが控えめに入ったフード付きのパーカー


また上のパーカーのようにほとんど無地のダボッとした男物のズボン


"女"の身につけたそれらは綺麗に手入れされておりシミ1つない。


もちろんどこから見ても仕事をしているようには見えない



それもそのはず今日は休みの日曜日なのだから
しかも"女"のたっている所は子供のいる公園




しかし"女"の平和ボケした立ち姿には異様なまでに存在感を放つものがあった。

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作者名:夢現ノ支配人 | 作成日時:2020年4月2日 21時

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