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「…ん、」
次に目が覚めた時にはもう窓の外は明るかった。
時計を見るとちょうど7時。
一度も目が覚めることなく寝れて、
そして予定通りに起きられたことにホッとしたのも束の間
襲ってきたのはありえないほどの吐き気。
原因は今目の前に空の状態で転がっている
ワインだってことは明らかで、
今この場でぶちまけたら
とてつもなく悲惨な状況になるってことも明らかだったから
慌ててトイレに駆け込んだ。
「っうぇっ、はぁっ、っ、」
じゃばじゃばと勢いよく口から出てくるのはほぼ液体で、
普通の吐瀉物とは違って酒臭い。
その匂いにまた吐き気が誘発されて、何度も何度も吐いた。
まだ吐き気は酷いけれどもう吐くもんなんてない、
そんな状態にまでようやく落ち着いてきた時にはきっと随分長い時間が経ってたと思う。
あぁ、仕事の集合時間だってすぎてしまったかもしれない。
みんな怒ってるかもしれない。
連絡さえもつかない俺に愛想を尽かしてるかもしれない。
ただ、時計もスマホも手元にはなく、
それを取りに行くまでの体力だってもう残されていなかった。
今日しっかり仕事をするためにお酒の力に頼ったのに。
そのお酒のせいで、こうしてトイレと友達になって、
トイレの床に座り込んでいるなんて。
とことん情けなくてどうしようもない自分に嫌気がさした。
結局ネガティブなのは寝ても、お酒飲んでも変わることなんかなくて、どうなでもなれ、そんな気持ちで蓋を閉めてそこに伏せ、目を閉じた。
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苺(プロフ) - リクエストで佐久間君が痔になってでも黙ってて悪化して酷くなり痛くて泣いてしまってばれ病院に連れて行かれ診察したらすぐ手術をしなくては行けなくて酷くなった事で麻酔が効かなくて阿部ちゃんと岩本君に手を繋いでもらって泣いて騒いでしてもらう話 (9月6日 16時) (
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作者名：乃偉 | 作成日時：2023年8月28日 0時
