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ぱっ、と目が覚める。
ここどこだろ…って一瞬迷うけど、口元についた酸素マスクでここに来るまでの記憶が一気に蘇る。
ふっかが体調悪くて、その氷持って行こうとして、
そのまま倒れて…
暖かさを感じて斜め下を見ると、右手には目黒左手にはラウール。
泣いたのかラウールの顔には涙の跡が残っていて。
…あぁ、きっと泣かせたのは俺なんだろうな。
じわりと瞳の水分量が増えたのが分かった。
俺だって、ふっかの役に立ちたいと思ったのに。
いつも自分を蔑ろにしてまで俺らに尽くしてくれる最年長が弱ってる時くらい、いつもの恩返しをしたいと思ったのに。
結局、俺はただ迷惑をかけただけじゃないか
俺は、みんなの仕事を増やしただけじゃないか
泣くつもりなんてなかったのに涙が溢れて止まらなくて
「…ん、…阿部ちゃん、？」
「…めめ？って阿部ちゃん！？どうしたの、どこか辛い？」
とりあえずナースコール、って慌てて押してから
すぐに駆け寄ってきてくれて。
でももうなんだかどこが辛いとか分かんないし
なんで涙が出てくるのかもわかんない。
ただ泣いて、泣いて、泣いて
息も苦しくて、酸素は無理やり体内に入れられてるのにきっと足りてない。
理解してはいるのにどうすることもできなかった。
苦しい、苦しい、
「阿部さーん大丈夫ですよ、すぐ落ち着きますからねー？」
看護師さんが入ってきて、俺のベッドの側の何かをいじる。
しばらくしたら、ぼーっとしてくる。
ふわふわして自分の体じゃないような感覚。
次に意識がはっきりとした時には、俺のベッドの周りには全員揃ってた。
「あ、阿部ちゃん気分どーお？」
「痛いとことかない？気分悪くない？」
「…ふっか、ふっかは？」
あんなにきつそうにしてたふっか。
彼はどうなったのだろうか。しっかり治療してもらえたのだろうか。
「ふっかはもう元気ピンピンだよ
一応今日まで入院らしいんだけど…明日にはきっと来てくれるよ」
それにしても…と佐久間に続ける照。
「ほんと2人って思考回路同じだな。
ふっかもおんなじこと聞いてたよ。阿部は？って」
「…あれ、岩本くんヤキモチ？」
「そんなんじゃねぇよ！笑」
一気に病室に花が咲く。
まだ頭も痛いし、体も重い。
それでもみんなの優しさに触れて、だいぶ楽になったような気がした。
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とまと(プロフ) - お身体お大事にしてください。楽しみに待ってます!! (6月25日 13時) (
レス) @page31 id: 11c55bff94 (このIDを非表示/違反報告)
Kkkkkkkkkkkk(プロフ) - no-さん» リクエストありがとうございます！いい感じの構成を思いつき次第書かせていただきます！ (5月24日 23時) (レス) id: f0909bd81a (このIDを非表示/違反報告)
no-(プロフ) - リクエスト失礼しま す！白さんで、モデル業の影響で痩せすぎてダンスしてもすぐ息が上がっちゃって焦って過呼吸とかお願いしたいです。白さんの病系少ないので、ぜひ宜しくお願いします🙏 (5月24日 20時) (レス) id: 4c4a06924e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乃偉 | 作成日時：2023年5月19日 21時
