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座って見てろよ、と言って離れた俺らは
あべちゃんのことも気にしながら，
でもずっと気にしすぎてると遅れちゃうから
必死にレッスンにくらいついていた。
だから、なかなか気づかなかったのかもしれない。
「…まって、あべちゃん？」
気づいたのは、目黒の声がしてから。
目黒があべちゃんの名前を呼んだから、
また無理でもしようとしたのかな、なんて思って
振り向いたんだけど、
俺が見た先には、
「ちょ、あべちゃん！？しっかりしぃや、」
「阿部、阿部わかる？」
まだ微かに鼻から血を流しながら
くったりと床に横たわる彼の姿。
「…あべ、ちゃん、？」
あべちゃん、
あべちゃん、
俺の頭の中はそればっかりになっちゃって、
だって、だって、
あべちゃんが死んじゃったらどうしよう、
このまま一生会えなくなっちゃったらどうしようって
すんごい焦っちゃって、
「あべちゃ、はぁっ、はぁっ、」
気づいた時には、もう苦しかった。
息しても息しても酸素が入ってこなくて、
苦しくて、たまらなかった。
「ふっか、大丈夫、ゆっくり息してね」
とんとん、と俺の背中を撫でてくれた舘さんの声が
妙に落ち着いて聞こえた。
「ふっか、落ち着いた？」
「…うん、ごめん。取り乱して、」
「ううん、あの姿は焦るよね。
でも、阿部もう意識もあって、楽屋で寝てるから。」
「…死なないよね、」
「…貧血だって。鼻血出したからじゃない?
死んだりなんてしないよ。」
そっかぁ、よかったぁ、
そう思ったらなんだか力が抜けてきちゃって
「おゎっ、ふっか！？」
「へへ、力、抜けちゃった、」
「そっか、楽屋もどろうね。」
しっかりとした体つきの舘さんの背中は
ものすごく安心した。
あべちゃんは大丈夫、
舘さんがそういうなら、
本当にそんな気がして。
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とまと(プロフ) - お身体お大事にしてください。楽しみに待ってます!! (6月25日 13時) (
レス) @page31 id: 11c55bff94 (このIDを非表示/違反報告)
Kkkkkkkkkkkk(プロフ) - no-さん» リクエストありがとうございます！いい感じの構成を思いつき次第書かせていただきます！ (5月24日 23時) (レス) id: f0909bd81a (このIDを非表示/違反報告)
no-(プロフ) - リクエスト失礼しま す！白さんで、モデル業の影響で痩せすぎてダンスしてもすぐ息が上がっちゃって焦って過呼吸とかお願いしたいです。白さんの病系少ないので、ぜひ宜しくお願いします🙏 (5月24日 20時) (レス) id: 4c4a06924e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乃偉 | 作成日時：2023年5月19日 21時
