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なんだか両者の闘争心がぶつかりあって今にも火花が散りそう。
火傷はしたくないし、そろ〜っとその場から逃げようと思えば、背後からトン、と肩を叩かれる。
灰「 Aさん、おはようございます!!
昨日あんなに俺にくっついて寝てたのに、起きたらいないから寂しかったんっすよ!! 」
満面の笑顔で言ったリエーフのこの一言で、みんなは一気に意気消沈。
否定したいのに、みんなが面白くてお腹を抱えて笑うわたし。()
黒「 昨日お前可愛かったらしいじゃん。
お前寝ててもあんなに声出るんだな? 」
『 え、』
黒「 寝てるAにリエーフがちょっと悪戯したらしくてな〜、俺に動画撮って送ってきたんだけどさぁ〜? 」
烏「 !? 」
灰「 ほんと可愛かったっすよAさん!
俺に一生懸命しがみついてて!
そのせいで俺の背中にAさんの爪の痕ついてるんすから!!見ますか? 」
烏梟伊「 !???!!? 」
『 ちょっと待ってよ!?
そんなことした覚えない!! 』
黒「 まぁ、嘘だからな。」
灰「 こんなのに騙されるなんて
可愛いっすねー、Aさん!! 」
いやまじでころすよ?
烏野みんなあんぐりじゃん、翔陽に至ってはなにあのマヌケ顔?
.16日
澤「 お前ら…本気で行くぞ。」
さっきまでは落ち着いてた大地さんの闘争心もマックスに上り詰めたところで、試合開始。
伊達工の鉄壁は硬度も高さも若干上がってきてて、あの旭さんの心を折っただけあってやはり侮れない。
音駒や梟谷だって、相変わらずの強さで、さすが東京の強豪チーム。
『 負けてらんないなぁ。』
灰「 Aさん、充電〜。」
『 ああ、はいはい。』( 慣れてきた )
昨日と同様、試合が終わって寄ってきたリエーフを充電してあげていると、こっちを見てる茂庭さんと目が合った。
と、思いきや、すぐにそらされる。
その後、愛しの潔子さんに充電してもらったときも目が合ったけど、またすぐにそらされた。
『 なんだ…? 』
その日はあっという間に試合も自主練も終わって、夕食の時間。
他の学校のマネージャーたちがご飯を作る中、じゃんけんで負けたわたしと茂庭さんが布団を敷きに行く係になった。
でも、敷いている間も茂庭さんは無言で、わたしの顔を見ようともしない。
今まででこんなに素っ気ない対応は初めてだから、なんとなく寂しい気持ちになる。
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ゆい(プロフ) - 青根君が可愛いですね! 出来れば続きやってくれると嬉しいです! (2017年9月23日 0時) (レス) id: 1646d8f82a (このIDを非表示/違反報告)
優 - このシリーズ終わってしまったんですか?少しさみしいです (2016年9月25日 15時) (レス) id: f0cf81456a (このIDを非表示/違反報告)
ぴよにゃん - うぇい。←分かりにくいがテンソンが上がってます。ウェイ。 (2016年4月10日 11時) (レス) id: 14134d9d4a (このIDを非表示/違反報告)
まりもクン。(プロフ) - 涙さん» ありがとうございます!!(;_;)頑張ります!! (2016年4月1日 19時) (レス) id: adc226b4ad (このIDを非表示/違反報告)
涙 - とても面白いです!!何コレ俺得!!みたいな感じで読んでましたwww更新応援してます!!頑張ってください^^ (2016年4月1日 17時) (レス) id: 6d9df2787f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりもクン。 | 作成日時:2016年3月13日 3時