365日、ずっと貴方と。【HQ!!】

1月14日 ページ15

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「 次なに探してんの？ 」



『 んーと、コーンの缶詰め… 』




今は、青城高校3年の花巻貴大さんと夜ご飯の買い出しにスーパーへ。



離れなければどこに行ってもいいんだということを、つい最近知りました。テヘ。



たか先輩は、大会で会うと気さくに話しかけてくれて、及川さんとはちがってしつこくない。()


でも、先輩って呼ぶけどタメ口で話してるあたり、多分先輩だと思ってないですすみません。




『 確かこの辺なんだけどな〜 』



「 なぁAさ〜、」



『 ん〜、』



「 国見と何した？ 」




ギクッと効果音が付きそうなほどに跳ね上がるわたしの肩。




『 別に…何も…？ 』



「 嘘つけ、キスしたろ。」



『 ……誰に聞いたの？ 』



「 国見が自慢気に話してきやがった。」




いやおい言ってんじゃねえよ国見！！


秘密にしておきたかったのに！！




『 国見くんの夢の話じゃない？ 』



「 …そー？ 」



『 そうそう！

それより、コーン探そう！ 』



「 それならお前の後ろの棚にあるんだけど。」



『 え、あ、ほんとだ〜 』




振り返って棚に手を伸ばすと、突然視界が暗くなった。



それと同時に、伸ばした手にたか先輩の手が重ねられて、



たか先輩がわたしのすぐ背後に立ってることに気づいた。




『 え、ちょ、せんぱ 』



「 これね、はい。」




重ねられた手が動かされて、冷たい缶詰めに当たると、うなじの当たりに生暖かい感触。



キスされてるって気づくまでにそれほど時間はかからなかった。




『 ちょっと！！ここどこだと思ってっ… 』



「 ん〜… 」




軽く吸われた感覚のあとに、ちゅっというリップ音がして体が離れる。



振り返れば、にんまりとした顔でピースサインをするたか先輩。




『 〜こんの変態！！！ 』



「 ばっ！おま、売り物投げてんじゃねぇよ！！ 」





( お前、明日から楽しみだな？ )


( 明日？え？何！？何なの！？！ )



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