ちやほや【宇髄天元＆嫁】 ページ15
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「Aちゃん、お団子作ったの。みんなで食べましょう。」
「食べたら双六で遊ぼうか。紙めんこもあるからね。」
「じゃあその後は私とお風呂入りましょうね！」
ちやほや、ちやほや、ちやほや。
Aと呼ばれた少女の一日は、基本的にちやほやされまくって終わりを告げる。
「待て待て。それじゃ俺との時間なしに今日が終わっちまうじゃねぇか。」
自分の片膝に座るその少女の柔い頬を堪能する男、宇髄は不満げに呟いた。
「俺にもAの予約枠残しとけよなー。」
呑気に言いながら彼は雛鶴が作った団子を口に含み、茶をすする。
「ド派手に美味い。さすが俺の嫁だな。」
宇髄が嫁たちの頭を撫でる様子を見たAは慌ててお団子を食べ始める。
そして満面の笑みを浮かべた。
『うふふ、ひなつる姉さんのお団子！
どはでにうまい！』
『よしよしします！』とまるで彼を真似るかのように頭を撫でようとするAに四人はホワホワが止まらない。
「Aちゃん、今日は甘やかしてくれるんですね？」
頭まで手が届かず、頬のあたりをAにぺちぺちとされている須磨が緩みきった顔で問うた。
『わたしはてんげんさまの“幼妻”なので！』
「ブｫッ!!!!」
その返答に宇髄は日々鍛えられた肺活量のおかげか、茶を吹き出したというよりかは爆発させたかのような音をさせた。
「そ、そんな言葉どこで覚えた？」
『ぜんいつくんがね、言ってました〜』
「へぇ？害ある芽は早めに摘んどかねぇとなァ？」
立ち上がろうとする宇髄を突然まきをが止めた。
「A、眠たそうですよ。」
安定した膝の上で心地よい陽射しを受け、船を漕ぐA。
「このまま全員で昼寝でもするか！」
先ほどのとある鬼殺隊士への怒りはすでにAに緩和されていた。
『…てんげんさま…ひなつる姉さん…まきを姉さん…すま姉さん…』
四人がAと共に寝転んだところで、その少女は口をもごもごと動かす。
『ふふ、だいすき……』
そんな寝言を呟いて、ふにゃりと笑った。
「ぐっ……」
「……天元様、お気持ちは分かりますが手を出すのはまだ我慢してくださいね。」
きっと明日も、少女をちやほやする平和な日常が待っているのだろう。
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凪 - 貴方様の描く冨岡さんが好きです（（ (2020年2月3日 14時) (
レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - 美桜さん» 今回も気に入っていただけたようで安心しました。リクエストのリピート承りました！いつも自分では思いつかないようなネタのおすそ分けをしてくださりありがとうございます！今回は早めに取りかかりますので、少々お待ちください。 (2019年12月19日 11時) (レス) id: 6317096ed8 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - お館様原作無視の設定でお願いします。 (2019年12月19日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - またリクエストいいですか？夢主柱で夢主煉獄恋人。夢主はお館様悲鳴嶼に告白＆アプローチされる。お館様独身。お館様悲鳴嶼は夢主が煉獄と恋人だと知っている。お願いします。 (2019年12月19日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - せんかさん» ありがとうございます。話面白かったです。 (2019年12月19日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せんか | 作成日時：2019年12月1日 18時
