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自分から“好き”って言ったのに、話しかけるのも気まずくて、中々最近Aと話せていない。
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ほんと、僕の意気地なし……
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と、飲み物を買いに自動販売機に行くと、Aの小さい後ろ姿が。
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周りには誰もいない。
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チャ、チャンスだ、チョンジョングク。
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jk「あ…
そう声をかけると、Aは肩をビクつかせ、ゆっくりとこっちに振り返った。
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Aがこっちに顔を向けたので、頑張ってニコッて効果音がつけられるように微笑みかけた。
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「ヒ…ヒョン……あ…
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jk「ど、どう？ダンスはうまく出来た？」
さっきまで練習してたダンスの話を持ちかけといた。
「なんとか……」
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こっちを向かずに答えるA。
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jk「そっか」
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自分から話振っといてなんだけど…
会話が続かない……
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やばいなー、とか思ってたら、Aが突然一歩後ろに下がった。
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「あの、先どうぞ。僕、すぐ決まりそうにないんで…」
jk「あ、いや、いいよ。急いでないし…ゆっくり決めても…」
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「い、いや僕、1時間ぐらいかかりそうなんで、だ、大丈夫です。」
そんなにかかる！？！？
jk「いや、別に全っ然急いでないから、ゆっくり決めてもらっても…」
「いや…僕、重度な優柔不断で……だから……」
そうやって互いに譲り合っていると、
Aが後ろに下がったタイミングで、
Aを避けたスタッフの持っているダンボールがAの方によろめいた。
jk「A…！！」
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作者名：むぎ。 | 作成日時：2019年1月27日 9時
