革命6 ページ6
「ねえ、どうして宮近じゃなくてジンがいるの?」
勇「宮近、顕嵐のとこ行くらしいからさ。」
「ふーん…」
勇「Aはさどうしてそんなに冷たいんだ?」
「別に?どうせ皆同じだな。って思ってるだけ。親にも友達にも見捨てられた私の気持ち、分かってくれる人がいたらなって。」
勇「…だから、俺、気になれたかもしれないな。」
「は?」
勇「俺もさ、親に見捨てられたの。けどさ、そんなときにダンス部のメンバーに出会ってさ。」
いいじゃん、いつもいる人いるんだから…
あたしには居ないんだよ…
そう思ってしまう。
勇「…変わろうぜ。そんなに地味な格好しないで、もっと…」「どうせ、そんなことしても変わらないよ?」
勇「なんで、やってもねぇのに言えるんだよ。」
「やったから言ってるんじゃん!」
その途端、ジンは驚いた。
私も驚いた。
私ってこんなに大声出るんだね。
「何度も何度も死のうと思ったし
何度も何度も自分を傷つけた。
その事なんか分からないでしょ?
ほら、これが上っ面だけの関係なの。
全部分かったふりしないで。
あなたと私は友達でもなんでもないの。
ただの赤の他人に過ぎないの。…悪いけど帰るね。」
その後、ジンはその場に突っ立てた。
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作者名:絢 | 作成日時:2016年6月17日 21時